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高騰する宿泊費でカプセルホテルもラグジュアリー化?

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です


2025年4月18日(金)
2057号になります

 

今日もよろしくお願いします

 

 

昨日の夕方、ニュースを観てたら

Nスタだったか?

 

都内のカプセルホテルの宿泊代が

GW中に1泊23,000円という、信じがたい

金額が取り上げられていました

 

街頭インタビューでも

「さすがにその金額は・・・」という反応

 

 

 

地方都市の大分でも宿泊費は上昇し、

従来の3,000~4,000円という相場感が

ぐっと上がってきました

 

都市部や成田空港のホテルでも

1泊10,000円以上が当たり前となり

寝るだけのカプセルが、マットが

高級化したり睡眠の質を図れたりと

ラグジュアリー化してると言えます

 

 

かつて7,000~8,000円だった

ビジネスホテルでも

平気で倍以上の価格に跳ね上がっています

ビジネス客の戻りとインバウンドで

常に足りない感じの状態

 

 

何十年も宿泊業に携わる者として

この短期間での劇的な変化には

驚きを隠せません

というか、ついていけません

 

 

この背景には、

人件費や光熱費、食材・燃料価格といった

コストの急激な上昇が挙げられます

 

これらをカバーするために

宿泊料金への転嫁は避けられず

ホテル業界全体が強気の価格設定を

余儀なくされています

 

 

特に繁忙期においては

予約の取り合いが激化するため

直前キャンセルが出ても

すぐに新たな予約が入る状況です

 

むしろ、直近の予約ほど

高値で売れるという市場の動きもあり

 

ホテル側としては焦って

販売する必要がなくなっています

 

 

一方で、温泉旅館のような

1泊2食付きで20,000円を超える宿泊費には

比較的納得感があるように思えます

 

 

宿泊者も食事込みで

その価値を享受しているため

「高い」とは思わないのかもしれません

 

ビジネスホテルとの差別化が明確な点も

こうした現象に繋がっているのでしょう

 

 

 

大分でも別府でも新規ホテルの

建設ラッシュが進む中で

競争がさらに激化し

価格が調整される可能性もあります

 

 

しかし、現時点では

物価高や人手不足が深刻な課題となり

宿泊代の高騰は業界の死活問題となっています

 

昨年と比較してコメの値段が

倍になっても買わざるを得ないように

 

この新たな「当たり前」に

適応していくことが、旅行商品を売る上で

今後の大きなテーマとなりそうです

 

 

それでは今日はこれくらい

 

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