雪による欠航「機材繰り」とは?
大分で旅行会社やっています
おおいたツーリストの中村です
おとといから凄い雪で・・・
数年に一度と呼ばれる寒波
中国から近畿、北陸、東北
日本海側は1日で豪雪になりました
滋賀、福井、石川、富山
このあたりの方々は
立往生なんかも発生して
交通機関は大変な事に
なっていたようです
大分でも市内から見える
由布岳、鶴見岳は
真っ白に雪化粧して
いよいよ冬本番を迎えました
さて、大分空港も日曜日から
羽田便、伊丹便の一部に
欠航や遅延が相次ぎました
早めの年末年始の帰省には
影響が出た方もいるかもしれません
これ、よく言われるんですが
大分も東京も雪なんか降ってないのに
どうして欠航になるんだ!
という、お客様の声があります
ご存知の方も多いと思いますが
国内線の路線は
大分と羽田だけを一日何度も
往復しているわけではなく
国内のいろんな空港を結んで
飛んでいる訳です
例えば、朝、大分を飛び立って
羽田へ行き、その後東北に飛んで
そこからまた地方空港へ飛んで
最後に羽田に戻るとか
逆に北陸や東北から羽田に
到着した便がそのあと大分に着いたりと
いろいろな路線で運行されています
なので、
大分も東京も雪が降ってなくても
積雪のあった空港の影響で
「積雪のため欠航」となる訳です
これらが「機材繰り」
と呼ばれるものです
機材繰りによる欠航には
天候によるもの
機材故障によるもの
乗務員によるもの
などがありますが、最も多いのは
天候によるものでしょう
よく聞かれる言葉に
「天候調査中」と言うのがありますが
今回のような
大雪や台風もそうですが
空港に発生する「霧」も視界不良となり
欠航の原因の一つです
また最近はいわゆるゲリラ豪雨(雷雨)
による欠航や大幅遅延が増えました
これは急速に発達する積乱雲等で
台風よりも事前に予測しづらく
霧と同様に雨による視界不良が
原因となります
ちなみに日本で最も欠航になる
確率が高いのは青森空港だそう
第二位が稚内空港という事なので
やはり雪によるものという事でしょう
私の個人的な見解
という所もありますが
たとえば、同一路線で
金額も、時間もほぼ同じで
どっちの飛行機でもいい
というようなケースがある場合
ズバリ
機材の大きい方(席数の多い方)
がおススメです
なぜなら、当日の天候で
風が強かった場合、特に横風で
その強さ次第では
大きい機材は運行できても
小さい方の機材は欠航に
なってしまう事があるからです
いまはLCCをはじめ
色々な航空会社がありますので
そういう所も含めて
考えてみると面白いですよ
それでは今日はこれくらいで