「すいません、ウチ現金だけなんですよ」
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年6月23日(月)
2121号になります
今日もよろしくお願いします
最近、やたらと
キャッシュレス決済端末の
導入を勧める業者からの電話が
かかってくるんですが
正直、ウチでは
銀行振込か現金集金
この二択
カードやキャッシュレス決済は
手数料取られるのが嫌で
ほとんど扱っていません
ポイントを貯めてる方にしてみれば
同じ支払うにしても
カードやキャッシュレスで払えた方が
メリットがあるというのはわかってます
現に私はほとんどカードかキャッシュレス
だってポイント貯まるしお得だし
ただ、うちの場合
殆どペイペイやカードなんて
言われたことないですし
正直、高齢者の方が多いので
そんなに困った事もありませんし
「振込が面倒で領収証がいるなら
ついでの時に集金に伺いますよ」
で、事足りるのです
先日のブログでも書きましたが
スマホはもってても
メールはしない
もちろんラインもしない
自宅には感熱ロール紙タイプの
ファックスがあるにはあるが
用紙が切れていて使えない
なんていうタイプのお客様が
ほとんどなので
基本、用事は電話で行い
必要ならば訪問する
令和の時代の若者には
この圧倒的にデジタルに抗う姿に
首をかしげられてしまうけど
当社のメインターゲット層が
その方法が一番しっくりくるのだから
それにあわせればいい
先週の夜、
ある組合の旅行説明という事で
A4用紙3枚を綴じて二十部ほど
作って話に行ったのですが
これ、今どきよくやる
「ウェビナー」とか「ズーム」だと
相手先に行く時間も経費も
あとA4用紙60枚も必要ありません
もっと言えば、刷らなくても
綴じなくても資料は共有できる
これが今どきの「効率的」
それでも
夜の集会に時間いただいて駆けつけ
提案させてもらえれば
競合なんかなく旅行が決まってしまう
「夜遅くにわざわざ
来てもらったから断るのは悪い」
と、思って下さるのも田舎のいい所
多少泥臭かろうが、手間がかかろうが
それで仕事が決まるのならお安い事
食事と酒が出る定例会に呼ばれて
紙資料渡して、そこで質問も受ける
お客様に合った営業の仕方があって
実際、会ったほうが圧倒的に早い
ひと世代前のやり方だろうと
それがお客様の望まれる手法なら
あえて変えていく必要もないと思っています
その芯にあるのは「信念」と
「お客様に寄り添う覚悟」
泥くさくても、古風でも、
それが“最善”であると信じる姿だと
自負しています
キャッシュレスのニーズが
ホントはあるかもしれなくて
勝手にこちらが使わせないように
しているのを「寄り添う」とは
言わないのかもしれませんが
妙にいい訳言うより
「すいません、ウチ現金だけなんですよ」
と言う言葉に
清々しさを私は感じています
まもなく独立して10年
始めのうちは
「ウチもカード決済できますよ」
なんて自慢げに言ってましたが
10パーセントに満たない
薄利の商品売って3パーセントの
手数料取られてたら
何のこっちゃわからない
コロナの時に思いっきり
苦しめられてそう思いましたね
それ以来、私の座右の銘は
「すいません、
ウチ現金だけなんですよ」
これにしています
だからリクルートの人!
ウチには「エアペイ」要りません
それでは今日はこれくらいで