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安全への投資が疎かにならない監視役として

 

 

おんせん県おおいたで

旅行会社をやっています

 

おおいたツーリストの中村です

 

今日もよろしくお願いします

 

 

 

今日から大型連休の後半戦だそうで

私もやっと今日からホントに休んでます

 

 

 

 

 

 

連日、知床遊覧船沈没事故の

話題を書いていて

 

 

もういいんじゃない?とも思いますが

その事故の報道の最中にも

関越道のバス事故から10年を迎え

 

 

改めて交通機関を利用する際の

安全意識などを考えさせられる

機会となっています

 

 

 

皆さんは、何となく

多分、事故はしないだろう

無事に帰ってくるだろうと思って

 

 

我が子や家族を

社会見学やバス旅行などという

 

バスを利用する機会に

送り出していますよね

 

 

どこの会社も

 

どの乗務員も

 

「事故を起こさない」

 

これは大前提です

 

事故を起こすつもりで

そうと思ってハンドルを

握っている人は恐らくいないでしょう

 

 

じゃあ、どこの会社も安全安心?

 

私達が見る限り、正直、安全意識が

ルーズだと感じたり

 

運転技術的に未熟だったり

凄く高齢乗務員を雇用してたり

 

「大丈夫かな」と心配な会社も

乗務員もあるのは確かです

 

 

ちょうど、今回の

知床遊覧船の話が

 

日々、出てくればくるほど

浮かんでくる人などがあるわけです

 

 

 

 

コロナの影響で長い間

常勤での乗務員雇用ができず

 

忙しい時だけアルバイトを雇うと

公然と言っている会社もあります

 

 

 

 

 

私達がご依頼を受ける際、

「安ければ、どこでもいいです」と

言われる先生やお客様がいらっしゃいます

 

 

最近は、学校からのプリントで

バス遠足時に集金する内容の明細

(バス代、入場料、高速代)を

保護者に作成するようになっていて

 

 

保護者によっては、バス代が高いと

学校や先生に言ってくるらしいのです

 

 

先生方も金額にピリピリしていて

「安ければ、どこでもいいです」と

なってしまうのでしょう・・・

 

 

 

「万一、事故に遭ってもバス会社が

保険に入ってるから大丈夫だろう」と

言われる方もいらっしゃいますが・・・

 

 

自分たちが借りるバスが自賠責保険

だけでなく任意保険にも、ちゃんと

加入しているかどうか気になりませんか

 

 

バス会社によっては

十分な補償が受けられる任意保険に

全ての車両が加入しているとは限りません

 

 

特にここ2年間

コロナで休業、休車していた

 

経費をそこまでかけられないという

経営者さんもいるわけです

 

 

 

 

 

2000年の規制緩和により

貸切バス事業の新規参入が容易に

なる一方で、料金のダンピング合戦

 

 

乗務員の労働環境も悪化し

過労運転や整備不良、未熟な運転

その結果が・・・

 

 

10年前の関越道の高速バス事故や

猿井沢のスキーバス死傷事故のような

悲惨な事故を招いています

 

 

お亡くなりになられたご遺族の方は

こんな運行会社と知っていれば

家族をバスに乗せたでしょうか?

 

 

新型コロナや燃料代の高騰で

経費がかさむうえ

 

 

コロナでトラックなどに行った

乗務員不足を補うため経験の浅い

ドライバーへの教育が不十分だったり

 

安全への投資ができなくなっている

これは、隠しようのない現実です

 

 

ここ10年間でいえば

貸し切りバス業界でも

事故は少なくなっています

 

労働環境や点検整備など

年々、改善されそして厳しく

チェックされています

 

行政のみならず

私たち旅行業者も

その監視役の一端を担い

役割を果たしていきたいと思います

 

 

 

それでは、今日はこれくらいで

 

 

 

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