団体の構成人数ってご存じですか?
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2024年5月10日(金)
1716号になります
今日も宜しくお願いします
私がこの世界に入ったころは
団体の構成人数は30人だったような
あまりよく覚えてないですが
それが途中から15名になり
今って、全日空は8人から
団体航空券の適用を受けられます
日本航空は5名からグループチケット
と呼ばれる航空券をお求めいただけます
他の会社も10名以上だったり
昔に比べれば、団体のコマが
小さくなってるというのもあり
その他の会社も団体人数で
「団体」としてくれています
でもちゃんとした人数の構成条件が
定められていて
8名以上の大人(満12歳以上)で
構成されいている事
そうすれば、3歳以上12歳未満が
いてもその小人自体も適用になります
よくあるパターンで2家族
大人4名中学生2名小学生(12歳未満)2名
この8名で団体にならないのかという場合
なりません
小学生の子供2名分の年齢をごまかせば
できるんじゃないか?と言われたりしますが
その内訳は正確に入力せねばならず
例えば、万が一
それが当日空港で判明した場合
それはいわゆる
「団体割れ」
と呼ばれる
団体の構成をないしていない
個人のお客様扱いとなります
となると、当日
団体搭乗券は空港カウンターで
取消扱いとなりその場で、
個札(こさつ=個人用の航空券)を
全員分買い直すことになります
団券代+キャンセル料+個札航空券
もしそんな事になったら・・・
恐らく帰りの航空券も同じ扱いになるし
考えただけでもゾッとします
実際、本当に空港でそんな
チェックするか分かりませんが
もし何かあって
「旅行会社がそれでいいと言った」
なんて話になったらとんでもない事です
最初からそんなつもりはなく
本当に大人8人で予約し、
当日何らかの理由で1名だけ取消になった
そんな場合はどうなるんだろう
その場合は、そこで買い直す必要は
ありませんが、その1名分を含めた
8名分の取消料と
実際に搭乗した7名分については
既に払っている団体料金に加え
正規の普通運賃との差額を、
後日ちゃんと請求されます
これは、お客様が払うと払うまいと
関係なく、航空会社から旅行会社に
請求があがってきます
なので、航空会社としては
「旅行会社さんはちゃんと
お客様から差額もらって下さいね~」
くらいの感じで請求されます
ちゃんとそのあたりの道理を
理解していただけるお客様ばかりなら
いいですが、世の中はそうとは限らず
ゴネゴネにごねられた揚げ句
泣き寝入りになったなんていう事も
時々、耳にします
団体の構成人数がギリギリの場合は
寝坊などもってのほかで
体調が悪いのも許されないのです
特にそのあたりの話を何度も何度も
事前にお伝えしておく必要がありますし
何なら、事前に承諾書をもらうくらいの
慎重さがあっていいのかもしれません
まあ、いざとなれば
その承諾書も特に効力はないんですけどね
ここまで書いてきて
日本航空には「団体割れ」がない!
つまり小グループの際は
リスクの少ないJALのほうが
おすすめですと言う話です
ただし、
ご希望の路線、JALが飛んでればの話
今日は飛行機の「団券」の話でした
それでは今日はこれくらいで