事故からの教訓を活かしきれているか?
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2024年4月23日(火)1699号
今日も宜しくお願いします
知床観光船のあの痛ましい事故から
丸二年経ちました
こどもを含む乗員乗客
26名が亡くなり
昨日も今日も
潜水士が遺族に何か一つでも
乗客につながるものはないか
懸命に捜索しているそうです
今年2月に行方不明になっている
子供1人について、
親族が法律上亡くなったものとする
認定死亡の手続きを行ったという
2年前のこの事故が起きた日
有限会社知床遊覧船にとって
今シーズンの初日で、
他のウトロ漁港を発着する
観光船業者4社は連休初日の
4月29日から運航を開始する予定で
事故があった日は知床観光船だけが
出港していった
事故の原因と言われているのは3つ
・離職の為、乗員は不慣れだった
・3日前の船舶検査において不具合を
見落としていた
・そして、何より強風と波浪という
悪天候が予想されながらも出港した
管理体制も甘く、無線機の故障を
直そうとしていなかったり、船の
整備も見逃していたという
観光でも輸送でも、人命を預かり
運賃や料金を頂く以上、
何よりも優先されるのが「安全」
そこが、何箇所も疎かにされていれば
それは事故にもつながってしまうのは
判り切ったことです
この事故以来、知床の他の業者も
予約が入らなくなり、事業から撤退したり
この3月にも廃業した会社があります
私達も、普段からこうした観光素材を
お借りして旅行商品を作ったりしますが
何にも優先されるのがお客様の安全
せっかくの旅行に来られて
このような痛ましい事故に遭っては
何にもなりません
事故が繰り返されないよう
私たち自身が厳しい目で選定していく
習慣を身につけなければなりません
それでは今日はこれくらいで