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どうしてそんなにバスがないのか?

 

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です

 

 

2024年10月9日(水)

1867号になります

 

 

今日もよろしくお願いします

 

 

 

あまり「忙しい」と言わない私でも

さすがに今は「忙しい」

 

 

今月と来月に関しては

出発団体も多くいただいてるので

 

添乗につかない仕事でも

行けるモノは必ず出発時の

見送りに行くようにしています

 

 

 

今朝もお見送りに行ってきました

 

 

そんな中、これから今シーズンの

旅行計画をお願いしますという

 

私に言わせると

というか、旅行業界に言わせると

 

若干、無謀なんじゃないか!

というご依頼も入っています

 

今で言うと

だいたい11月後半の日程で・・・

 

 

何度も独り言のように

ここでも言っていますが

 

本当にバスもホテルも昼食も

今からじゃ、厳しいんです

 

 

今日みたいな、からっと晴れた秋晴れの

行楽シーズンになってくると

 

これまで中止していたお客様に

急に旅行の計画を始める方がいて

 

わざわざ来月後半の

紅葉の時期の週末に計画してくれ

なんていう方々がいらっしゃるんですが

 

 

正直、どこのバス会社も満車で

取れないんです

 

 

今、実施されてる方は5月とか

それくらいから計画されていた方で

 

 

見学先などの詳細の行程は

後から決めていけばいいんですが

 

 

詳細は後からでいいので

とりあえず日程を決めて

バスとかホテルだけでも

先に押さえとけばよいものの

 

 

計画を完全にしてしまってからでないと

依頼されないお客様もおられるわけで

 

 

 

 

そもそも乗務員不足

 

ここに大きな原因はあるのですが

それプラス

 

2024年問題という

 

乗務員の労働環境改善が

今年の4月から義務ずけられ

 

一日に乗務する事ができる

拘束時間と乗務距離があって

 

 

1日の拘束時間は基本13時間以内

最大延長する場合でも16時間が限度です

 

 

13時間から延長する場合でも

15時間を超える回数は1週間に2回まで

 

繁忙期に連日長距離の仕事が

続くと安全運行が脅かされます

 

 

その為、時間だけでなく

距離の制限もあります

 

運転者一人当たりの距離上限は

昼間500km、夜間400kmとなっていて


昼と夜が含まれる観光ツアーなどの場合

合計走行距離は600kmまでとなっています

 

 

日帰り旅行で言えば

拘束時間は出勤してタイムカード押して

点呼受けて乗務前点検して

 

 

戻って来て洗車して点呼受けて

タイムカード押すまでが

拘束時間なんで

 

 

お客様を乗せてない時間も

含んで最大16時間なんです

 

 

となると、

現実的には一人の運転手で

乗務できる範囲は限られますから

 

 

日帰り旅行の場合は

今後更に厳しくなり

 

昨年までのような距離は走れない

ようになってしまってるのが現実です

 

 

 

先日の日曜日

トリニータの長崎戦応援ツアーに

バス5台がでましたが

乗務員は全部で10名!

 

 

交代運転手の配置基準というのがあり

1台当たりの乗務員を

2名体制にする必要がありました

 

当然、貸切バスの料金は

ワンマン運行時に比べ

1・5倍程になります

 

 

 

バス代の見積もりや旅行代金を見て

「今までよりだいぶ高くなったな」

 

と、言われることが多くなりましたが

 

 

直前になって、なかなか取れない日に

予約を入れようとすれば

 

足元を見られて

余計に高くつきますよ

 

 

これは、冗談じゃなくホントに

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

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