【バス料金改定直前】どこに頼めばいい?
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年9月20日(水)1485号
今日も宜しくお願いします
今日は「バスの日」
日本バス協会によりますと
明治36年9月20日、
京都の二井(にい)商会という会社が
蒸気自動車を改良した
6人乗りの乗合自動車を
運行したのがはじまりで
それが由来でバスの日なんだそう
という事もあり
昨日もパート①を書きましたが
来月からは貸切バスの料金改定が
予定されることもあり
頼む際にどのような基準で
依頼すればいいのか
もう一度ブログに
しておこうと思います
引き続きの再放送になりますが
どうぞご覧ください
昨日は貸切バスの料金が
どのようにして決まるのか
について書かせていただきました
今日は、県下バス会社の現状に
ついて書いていきたいと思います
皆さんは、どこのバス会社が
大型バスを何台、中型バスを何台
小型バスを何台保有してるか
ご存知ないと思います
正直、私も県下すべての
バス会社さんと取引がある
訳ではないので
詳しくない会社さんも
あるのですが
ある程度、普段から
取引している会社を
絞り込みしていないと
料金的な交渉も難しいですし
また、繁忙期の厳しい(取れない)日
についても無理が利きません
なので、わからない所もありますし
特にコロナ期間中に
車両を減らしてたり
バスはあるけど
乗務員不足で
実際、一日の最大稼働が
何台可能なのかなどは
掴みきれてない所があります
また、この乗務員不足を補うため
パートやアルバイト乗務員を
どれくらい乗せるのか
その会社の安全意識はどうなのか
社員乗務員ばかりでも
その技術面や教育はどうなのか
どの会社はできていて
どの会社はそうではないか
私も含めてですが、運行会社を
信じてるというか
委ねるしか仕方ないという所があって
お見送りするご家族も
多分、事故はないだろう
無事に帰ってくるだろう
と思って
我が子や家族を
社会見学やバス遠足
修学旅行やバスツアーに
送り出していると思います
「事故は絶対起こさない」
どこの会社もどの乗務員も
事故を起こすつもりで
ハンドルを握っている
乗務員は一人としていません
ただ、需要と供給が
今は完全に合致してなくて
残念ながら、人手不足という理由で
安全意識がルーズだと感じたり
運転技術的に未熟だったり
凄く高齢乗務員を雇用してたり
「大丈夫なのかな」と
心配になってしまうケースがあります
「人手不足なので仕方ない」と
半ば開き直って言っているような
担当者が居るのも確かです
私がご依頼を受ける際、
「安ければ、どこでもいいです」
と、仰っしゃられるお客様が
いらっしゃいます
学校からの
バス遠足時に集金する内容の明細
(バス代、入場料、高速代)を
保護者にプリントでお知らせする
ようになっていて関係で
保護者によっては、バス代が高いと
学校や先生に言ってくるという
保護者もいるらしいのです
最近は大分市内の大規模校では
3月中に次年度の各学年ごとに
校長名で「入札」が行われ
新年度が始まる前には
バスの予約を終わらせています
特に10月、11月のハイシーズンに
複数台数口の学校団体では
早めに抑えなくては取れません
2000年の規制緩和により
貸切バス事業の新規参入が容易に
なる一方で、料金のダンピング合戦
乗務員の労働環境も悪化し
過労運転や整備不良、未熟な運転
その結果が・・・
関越道の高速バス死亡事故や
スキーバスでの転落死傷事故の
ような悲惨な事故を招いています
お亡くなりになられたご遺族の方は
こんな運行会社だと予めわかっていれば
家族を乗せなかったに違いありません
今回、約10年ぶりの
新運賃料金の導入により
収入は改善され
車両の安全性や
乗務員の環境改善につながると
期待されています
整備や保険に費やす事が出来るお金も
以前より増えてきてると思いますが
今度は、燃料代や人件費の高騰
さまざまな経費がかさむうえ
乗務員不足により、十分な
労働環境ではないという
安全に対するリスクを
抱えているバス会社も実はあります
どこに頼めば安全
どこに頼めば危険
どの事業者、どのドライバーでも
事故を起こす可能性ははらんでいます
一般のお客様よりも
専門性と情報を持って
仕事をさせていただいている以上
この部分で貢献できればと
考えています
それでは、今日はこれくらいで