ブログ

「とっさの判断力」が求められている時代

 

おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています

おおいたツーリストの中村です

2024年1月6日(土)1592号

 

 

今回の能登半島の地震があった時間

私は呑気にゴルフから帰ってきて

 

ぼんやり正月番組を見ている最中で

 

そしたら、結構大変な地震なんだと

気が付いて、NHKに変えたんです

 

その時のNHKの女性アナウンサーが

 

 

「テレビを見ていないで逃げてください。

情報を待って逃げ遅れないで下さい!」

 

 

「テレビを消さなくていいです!

 可能な限り逃げて下さい。

 高いところへ逃げること!」

 

 

「今すぐ避難!今すぐ避難!

東日本大震災を思い出して下さい!」

 

 

と強い口調で避難を呼びかけていた

のを、見て

 

凄く鬼気迫るものを感じ

思い切ったことを言うもんだな

「テレビ見なくていいから」って

放送局の人が言うようになったんだ

 

と、少し驚きを感じました

 

これはただ事ではない!と

意識的に思わせるための

強い口調だったのですが

 

時間が経ってそれが

称賛され始めています

 

 

 

同じ様な事を

羽田空港の海保機との

火災事故でも思いました

 

 

 

今回の日本航空機は

火災になって

 

全部で8か所ある非常口のうち

前方2か所と

最後方左側の1か所の

合計三か所を開け

 

脱出用のシューターを利用し

一人の犠牲者を出すこともなく

無事、全員を機外に出すことができた

 

 

時間が経って、情報番組で知りましたが

この時、機内の通信はすでに使えず

前方二か所については

 

コックピットからの指示で

開けることができたものの

最後方左側の非常口に関しては

 

経験豊富な客室乗務員の

独自の判断で扉を開け

脱出用シューターを降ろし

後方の乗客を外に出すことができた

 

そのように聞いています

 

 

 

これはもう

マニュアルやルールを

無視した完全に「独自の判断」

なんですが

 

 

もし、煙が充満した機内を

後方席から前まで移動していれば

最悪、犠牲者が出ていたかもしれない

 

そう考えると

 

とっさにどういう事が求められ

どう、動けるか

 

普段からそんな準備は

必要だなと思います

 

特に、添乗の機会が多く

多くのお客様を飛行機で

ご案内する事が多い私の仕事は

 

今回のような事に巻き込まれても

おかしくはありません

 

 

多様性と言う言葉が叫ばれて

久しい世の中ですが

 

画一的な教育制度から

自らが考え判断し行動する

 

そんな事が人として重要になって

きているんだなと

この正月、つくづく感じました

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

ページの先頭へ