高いんじゃなくて「適正価格」になっただけ
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2024年3月7日(木)1652号
今日も宜しくお願いします
昨日も書きましたが
熊本に旅行業協会の商談会があって
その際にそろんな方とお話する
機会を頂きました
3月になったばかりですが
ちょうど今、4月からの
来年度の学校行事で使う
社会見学やバス遠足などの
見積入札の依頼が入っています
正直、昨年の4月に
同じ様に入札で回答した金額より
2~3割高いです
恐らく、昨秋にバスの新運賃が
改定になったことなどは
知らないでしょうから
明らかに高い回答金額に学校側は
驚いてるんじゃないかと思います
その上、今年は既に
別府港に入港する大型クルーズ船に
1日あたり何十台と言う
大量にバスを使う日が
早くも決まっていますので
平日と言っても、
まったくバスが取れないという日が
出てくると思われます
1台当たりの単価が
どちらが高いかでバス会社も
仕事を選ぶようになると思います
正直、インバウンドの
クルーズ船のほうが
バス料金は高くなるでしょう
ある一般団体の長崎の日帰り旅行で
バス代の見積とったら
20万強で帰ってきてましたから
私がこの世界に入ってきたころの
1泊2日のバス代を遙かに越えました
正直、2024年問題で
長距離は運転手が2名必要になりますし
「高いと言うなら使わなくて結構」
みたいな状態になりつつあります
というか、燃料代、整備代、人件費
を考えると、やっと適正な価格に
なってきてるという感じです
もちろん、それなりに
お客様に提示しなければ
赤字で売る訳にも行かないですから
こちらもそれに合わせた
適正な旅行代金で見積もりを
作成するのですが
「こんなに高くなったんじゃあ
ちょっと行けないな」という反応が
多くなってきたような気がします
ホテルも、昼食も、バスも、入場も
全てが高くなって、そのあおりを食うのは
私達、旅行会社という図式になって
来たなあと言うのが実感です
(バス遠足イメージ)
そもそも団体が減り
お客様が高齢化し
幹事さんが亡くなり
グループが小さくなり
そもそも大型バスを仕立てて
旅行をしなきゃいけない理由が
無くなってきているんですから
これまでのような形態の
お客様を追いかけ続けているのが
ナンセンス
とはいえ、個人だけをやっても
利益はあがらない
そんな話になってしまいます
私はそんなタイミングだからこそ
こちらにお客様を選べる
主導権があると思っています
奢ってるわけじゃないですが
これまで、少しでも安くとか
利益を削ってでも仕事を頂く
そんなスタンスでしたが
今のこの状態でそんな事をしてると
それこそ赤字続きになってしまいます
適正に利益を出せる内容で
仕事を受注してこそ業として
継続できるわけで
対等にはっきりと遠慮せずに
いい内容で見合った金額を頂く
そんな仕事をしていくべきだと
そう思います
それでは今日はこれくらいで