貸切バス会社の安全性評価認定制度
大分で貸切バスを使う旅行や送迎で
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同時に
大分の観光情報や身近な話題
最近の出来事で感じたことを
わたくし目線で書いております
おおいたツーリストの中村です
きょうも少しお付き合い下さい
昨日は、9日に大分自動車道でおきた
貸切バスの車両火災について書きました
そこで今日は
「安心してお願いできるバス会社は
どこなんだろう」という、お客様の疑問に
バス会社の『安全性を見える化した基準』
と、いうものがあります
公益社団法人日本バス協会が
平成23年から運用を開始した制度で
わかりやすく云うと・・・
一般のお客様や旅行業者が
貸切バス業者を選ぶ際に
星の数で「安全度」がわかる
【最初の申請時の条件】
① 事業許可取得後 3 年以上経過している
② 安全性に対する取組状況における
法令遵守事項に関する違反がない
③ 過去 2 年間に、有責の第一当事者となる
自動車事故(「死傷事故」)が発生していない
④ 過去1年間に10人以上の負傷者を生じた
事故で負傷の程度が著しい場合が発生
していない
⑤ 過去 1 年間に、有責の第一当事者となる
自動車事故(「転覆等の事故」という)又は
悪質な法令違反による運行等が発生して
いない
⑥ 過去1年間に1営業所1回当たり50日
車を超える行政処分を受けていない
⑦ 過去に認定取り消しを受けた際の
欠格期間に該当していない
これらの基準を満たしセーフティバスの
認定を受ければ初めて星一つがもらえます
星の数は3つまであり
最初の星1つから、2年後に再度
認定審査を受ける訳ですが
認定基準をクリアし
80点以上で星が一つ増えます
その更に2年後に、再度認定審査を受け
同じく80点以上でやっと3つ目の星を
獲得することが出来ます
最初の申請から、順調にクリアしても
最短で5年はかかります
そればかりか
2つまたは3つ星を獲得していても
法令違反や事故等があり
60~79点になれば星3つから一気に
星1つへ降格させられます
申請の手続きや準備も大変ですが
会社としてこれを維持していくのは
私から見ても大変だと思います
人命を預かるプロドライバーとして
高い安全意識と緊張感が要求されます
現在、県下で星3つの事業者は
大分バス、亀の井バス
大分交通(グループ含む)です
「星の数が一つだから、二つだから不安」
などということはありません
この制度自体、申請はバス会社の任意です
「申請した時期が遅く、まだ星の数が少ない」
「はじめから必要ないので申請しない」という
貸切バス事業者もあります
だからと言って、安全ではないかというと
そんな事はないと思っていますし
昨日も書いたように
「○○バスだから、△△交通だから安全」
と、いう事はないのです
ただ、「貸切バス会社の安全性を
わかりやすく見える化する」という
本来の目的からも
☆の数の多い会社(組織)は
安全意識が高いです
車両整備の充実度、乗務員教育、
アルコールチェッカーでの日々の点呼
デジタコやドライブレコーダーの導入
(運転技術は個々に差がありますので
何とも言えませんが)
一言でいえば
ちゃんとしてます!
「だから、値段もしっかり高いです」
と、いう訳でもありませんから
その辺は当社にご相談ください
最近は、単にバス代金だけでなく
その辺の安全意識が高いお客様も
増えていていますからね
きょうは、ちょっと難しい話が
長かったので、途中で飽きて
しまった方もいるかもしれません
最後まで読んで頂けた方には
感謝申し上げます
それでは、今日はこれくらいで