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貸切バスの手数料と下限運賃の関係②

 

 

大分で旅行会社やっています

おおいたツーリストの中村です

 

 

昨日のつづきになりますが

長野の旅行社さんが言われる

 

「バス会社によっては、旅行会社への

手数料(10%)を乗せて、見積もりを

出してきますので、入札でも受注できない」

 

 

 

というのは、バス会社が直接、

お客様から依頼を受けた場合

 

手数料を支払う必要がないので

下限運賃のまま走ることができます

 

 

旅行社からの依頼の場合

下限運賃+手数料で回答しないと

下限割れを起こしてしまう

 

 

だから直接バス会社に依頼したお客様と

旅行会社を通した場合とでは差が生じ

 

 

入札や相見積もりの仕事では

受注ができないんだと言われています

 

 

 

こんな事を書くとお叱りをうける

またはウチに対して当たりがきつく

なってしまうかもしれませんが

 

 

 

正直、大分ではそのあたりが

まだまだ緩くて、下限付近の額から

手数料が払われたりしてるので

 

 

バス会社と競合しても

割と受注できたりしてるわけです

 

 

 

 

昨年秋に国土交通省は

請負金額から手数料を差し引いた際の

実質下限割れに対しては

 

 

車両の使用停止処分などの

厳しい対応を行っていくという

通達をバス会社に出しています

 

 

適正料金で下限割れしないよう

バス業界や旅行業界がお互い協力し

 

自分だけ良ければいいではなく

全体で意識の底上げをしていく

必要があると思います

 

 

 

軽井沢のスキー事故のような

悲惨な事故がなぜ起きてしまい

それがまた繰り返されるのか

 

私達のような旅客事業に携わる者は

常に考えておく必要があります

 

 

行政のこうした動きのお陰もあり

安全に対するコスト意識や

コンプライアンスという面では

 

 

以前に比べ改善されてきてると

思いますが、全ての会社が

果してそうかはわかりません

 

 

旅行会社にも、バス会社にも

安全意識に問題のある会社は

おそらくまだまだあると思います

 

 

 

 

こういう事を

一旅行社の立場で言うのは

 

読まれている関係者の方も

面白くないと感じる方もいるでしょうが

 

 

私は今回の「コロナ」という出来事で

いったんリセットするというか

悪しき部分は洗い流す、変えてしまう

 

 

いいチャンスなんじゃないかと

思っていますし、ある程度の淘汰は

致し方ないのではと思います

 

それは私に対する戒めも込めて

 

 

 

二日間にわたってややこしい事を

申し上げましたが

 

 

それでは、この辺でおしまいにします

 

 

 

 

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