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秋の募集旅行「最少催行人員」とは

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です

 

 

2024年9月2日(月)

1830号になります

 

 

今日もよろしくお願いします

 

 

長い長い、本当に長い時間

まるで千鳥足のようにフラフラしていた

台風10号は

 

やっと、やっと昨日

熱帯低気圧となりまして

今日になって消えていきました

 

で、こっちのほうはまたまた

夏の暑い太陽が帰ってきて

「もういい!」という感じです

 

 

 

 

 

 

昨日は9月最初の日曜日で

最近では珍しく

 

新聞の折り込みチラシに

二社の募集旅行の案内が

入っていました

 

 

 

昔は、月に1度は

昔と言っても20年くらい前までは

 

こういったツアーの案内が

競い合うように折り込まれていましたが

 

最近は本当に見なくなりました

 

 

会員様(お得意様)にのみDMで

冊子を送付したりしてるようですが

新聞に入れてくるという事は

 

コロナ明けの旅行需要

特にこれまでこういったツアーを

利用したことがなかった新規顧客開拓を

ねらった折込になります

 

 

しかし、一つ一つをじっくり見て見ると

どのツアーも随分高くなったもんだなと

 

まあ、自分がこんな仕事をしてるので

仕入れがどれくらい高くなってるのかも

わかりますが、皆さんもそう思っている

のではないでしょうか?

 

 

 

バス代も、宿泊代も、食事代も

全てが上がってるので

それは旅行代金も上がって然るべき

 

なのですが・・・

 

 

もうひとつの上がっている理由があります

 

 

それは「最小催行人員」

 

読んで字の如く、最低何人がいれば

この日の出発が可能になるかを

あらかじめ知らせるための数字

 

 

主催商品にはそれぞれ

「最少催行人員」を明記するよう

旅行業法で決まっていますが

 

 

大型バス1台に30名より

40名のほうが当然ですが

一人あたりは安くなります

 

 

でも最少催行人員を40名にすると

集まらなかった場合は採算がとれず

 

 

「ツアーキャンセル」となります

私たちの世界で言う所の「トケ」

と言うやつです

 

 

昨日のチラシを観てると25名催行

とかになってて、

とかさないようになってる分

一人当たりの旅行代金は上がるのです

 

 

もちろん予め設定したその数に

達しない場合は、旅行会社側から

旅行を中止にする事が出来ますが

 

 

お客様の心理としては

 

「あの旅行社は申し込んでも

いつも成立せずに取消になるから

もう申し込みしない!」

 

となってしまうから

 

採算ベースギリギリでも

どうしても無理して出発

させないとならなくなってくる

 

だからあまり儲からない

 

 

逆にこの料金で、バス満席で出発

なんてことになれば

利益率は二乗カーブで右肩上がりです

 

 

今は、ほとんどが自社サイト(ネット上)で

募集広告を出してる会社がほとんどですが

 

こういう紙媒体のチラシで

旅行を売っているのを見ると

何となく見てるだけでワクワクします

 

 

若い頃から、こういったツアーには

添乗員でさんざん乗ってきましたが

 

 

そろそろ一人の客として

参加してみたいな~なんて気に

なってきます

 

 

行きたいですね~、秋の旅

 

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

 

 

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