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想像通り過酷!思い出の富士登山添乗

 

 

大分で旅行会社やっています

おおいたツーリストの中村です

 

 

さあ、今日から7月

 

 

7月1日は四国の霊峰

石鎚山の山開きがあり

 

大分からも神社にお参りに

行かれる方が多くいらっしゃいます

 

 

 

 

そして、世界遺産である

富士山もそうです

 

 

富士山の登山ルートは

 

①吉田ルート

②須走ルート

③御殿場ルート

④富士宮ルート

 

の4つあって

今日から登山道が開通したのは

吉田ルートとなります

 

あとの3つは7月10日からの予定

 

 

 

私も旅行会社入社間もない

20代前半の頃、2回だけ

富士登山行った事があります

 

(正確には添乗で行かされたんですが)

 

新人男性社員の登竜門的な感じで

富士登山が決まると、意味も解らず

 

 

「ジョギングシューズの購入」

許可され、領収書を経理に出すと

建替えてたお金が返ってくる

 

それを買うと必ず富士登山と尾瀬

行かなければならなくなるシステム

 

 

添乗といっても、富士登山専門の

プロのガイドが付いていますので

私は、最後尾からついて行くだけ

 

 

 

富士山五合目まではバスで行き

そこから登山の服装に着替え

装備をかるって

 

 

夕方4時~5時くらいに

五合目から吉田ルートを

歩いて出発

 

八合目の山小屋に着くのは

夜10時ごろ到着

そこまで歩き続けます

 

 

夜になって

辺りが暗くなって

山小屋に着くころには

 

寒さと酸素が薄くなってきて

何名かの「高山病」がおきてきます

 

普段からよく歩いてるという方でも

高山病にはなるらしく

 

わたしの時も、山小屋で頭痛で眠れず

一晩中、嘔吐状態の方がいました

 

 

数時間の仮眠をとって

午前3時には山小屋を出発

 

 

後でまた戻ってくるので

動けなくなった方はそのまま

山小屋で待機してもらいます

 

 

八合目から頂上までは

急に傾斜がきつくなって

 

登山道の鎖をつたって

なんとか頂上にたどり着く

といった感じです

 

 

(写真はお借りしています)

 

頂上に着くと浅間神社があり

お鉢巡りやご来光を拝んだり

人それぞれです

 

もうバテバテになりながらも

不思議と下りはみんな早いんです

 

なんとか5合目まで全員を無事

お連れできた時はほっとしました

 

(写真はお借りしています)

 

 

ご来光が拝めれば運がいい方で

上の方はすぐに天気が急変するし

 

この時期でも、五合目と上では

全然気温が違って凄く寒くなるし

 

高山病が苦しくて、一晩中

「頭が痛い」「登れない」とか

 

隣ではゲロゲロ吐き続ける

おばちゃんがいたり

 

若き日の私は

この地獄絵図のような所に

送り込む上司に対して腹立ってました

 

結局、私の人生の中で

あの二十代前半の二度しか

 

富士登山の経験が無い訳ですから

行ける時に行かせて貰ってて

 

良かったと感謝しないと

いけないですね

 

 

 

世界遺産登録後は

吉田ルートからだけでも

15万人が毎年登るそうで

 

軽装備のよる事故や急病の

搬送なども後を絶たないそうでうす

 

 

山は怖いですから

 

 

それに、すべては自己責任

トイレは有料、水も有料

ゴミもすべて持ち帰る

 

 

これが全部出来てはじめて

登山してもいい人になる訳です

 

 

昨年はコロナの影響で出来ず

2年ぶりとなった富士登山

 

待ちに待ってた方も多いと思います

 

 

私ももう一回くらいなら

登ってみたいような気も

しないでもないような・・・

 

 

まだ、やれるかな?

 

 

酸素が薄い分、

ホノルルマラソンの

倍くらいきつい気がする・・・

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

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