以前のように「すげ替えの利く存在」ではない
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2024年8月22日(木)
1819号になります
今日もよろしくお願いします
この春『物流の2024年問題』が始まり
ドライバーの残業上限規制や
コンプライアンスの強化(改善基準告示の改定)
これまでの調子でこれを守らなければ
陸運局などから罰則を受ける
酷ければ、営業停止になります
これまでの関係性で言えば
多くの中小運送会社は、荷主さんからの
取引が断られる事を恐れ
安い運賃の仕事であろうと
長時間の拘束で運転手に負荷の掛かる
仕事であっても断れずに
やっていくしかなく
圧倒的に荷主の力が上でした
しかし、この2024年問題で
ある程度、力関係が対等
あるいは逆転してきているといいます
荷主にしてみれば
「運送会社なんか他にいくらでもある」
と、強気でいられたのはこれまでで
今は、条件の悪い仕事だと
運送会社に断られ続け、1か月以上
次の会社が見つからない
そんな関係性になりつつあると
新聞にも書いていました
これが広がれば物流のコストが高くなり
またモノの値段は上がるのですが
ただ、この荷主と運送業者の関係性が
改善されるのは凄く真っ当な事で
これまで安い金額でさんざん使い
ふんぞり返ってきたような荷主が
今、慌てふためいてるのは
何となく痛快な気がします
観光業界も似たような感じで
昨年秋の貸切バス運賃料金改定により
正直、3割くらいは上がりました
私個人の感覚で言えば
よくチラシや新聞に載ってる
日帰り旅行が、以前は7~8000円台
今は平気で15000円くらいするでしょ
自分で作ってても
普通の団体旅行が昨年までより
ずいぶん高くなったなとは思います
が、バス代も食事代も上がってますからね
何となく申し訳ない気持ち半分
私のせいじゃないしの気持ち半分
で、この前あるお客様から
バスの見積もり依頼を受けて
作成して、メールで送ったんです
そしたら、
「ずいぶん高くなったんですね。
他も聞いてみますんで・・・」
と、言って
恐らく他社をあたったんでしょうが
他は他で高かったのか、
直接問い合わせて
満車ですと断られたのか
結局、頼んで来られたお客様が
いらっしゃいました
今は、秋のシーズンのバスが
本当に取れなくなっています
料金自体もそうですが
普段頼まない一般のお客様より
旅行社からの方が取れることが
多いと思います
とにかく料金は凄くシビアになってます
完全に運送業界も、バス業界も
今年から大きく
変わってきたことを感じます
思う所はいろいろあるんですが
2024年問題はこの業界で働く人にとって
改善策となっていることを感じます
それでは今日はこれくらいで