中国訪日団体旅行という巨大マーケットが動き出す
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年8月10日(木)1444号
今日も宜しくお願いします
イエローハット
ピザハット
リンガーハット
社名にハットが付く3社が
ハット同盟なるものを結成し
ハット首脳会談Tシャツを
抽選でプレゼントする
という企画をやってましたが
その8月10日(ハットの日)
この3社は
何年か前からこんな取り組みをして
話題になっています
なかなか
会社のトップや企業のイメージが
一般にはわかりづらい中
このあたりの柔らかい感じが
今の時代は求められるんでしょうね
きょうは
チャンポンにするかな~?
さて
その8月10日、本日より
中国は日本への団体旅行の
渡航を解禁するとのことです
今朝の朝刊に出ていた記事ですが
外務省に昨日、通達してきたそうで
この辺の、昨日の今日という
ギリギリ感も中国らしいところ
コロナ前の2019年では
中国から年間960万人が訪れ
家電量販店やドラッグストアで
大量消費する「爆買い」という言葉も
浸透するくらい
中国人団体旅行というのが
日本の観光業界を押し上げたのです
中国以外の国からの訪日客は
コロナ前の7~8割程度まで
回復してきているものの
個人旅行しか認められてなかった
中国からはせいぜい2割程度の戻りで
今日からの団体旅行解禁で
一気に「爆戻り」することが
予想されます
じゃあ、これによって
観光業界も景気良くなるね~
という、見方もありますが
今でも
キャパオーバー気味の状態に
さらに中国からの団体がきても
果たして対応しきれるか?
この秋の予約あたりは
すでに国内からやインバウンドで
バスもホテルも埋まってるので
拾えてもそこまで
数が持っていけるか?
分かりませんが
恐らく、彼らは高くても来るので
旅行代金がいくらか上がっても
ここ何年かは多い気がします
そうなってくると割をくうのが
日本人
観光施設側が、邦人よりも
仕入れ単価の高い中国からの
インバウンドを優先する
なんていう現象が起こって
先日も書いたように
ビジネスホテルがとれないとか
以前の倍の料金でも
泊まれないなんていう現象も
起こり得ます
そうなってくると
私達、旅行会社にとっても
大きな影響が出てきます
今日の
「中国からの団体旅行解禁」は
それほど大きく報じられていませんが
この先訪日旅行需要の回復が
一段と進むこととなり
あとで振り返れば
この「8月10日」は
大きな転換点となる日に
なるかもしれません
喜んでるのは観光業界より
小売業界になるのでは
ないでしょうか
それでは今日はこれくらいで