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パスポートの名前とつづりが違うと乗れませんよ

 

おんせん県おおいたで

旅行会社をやっています

 

おおいたツーリストの中村です

今日もよろしくお願いします

 

 

いま、海外旅行に行く方は

ほとんどいませんが、そのうち

また戻ってくるんだと思います

 

 

 

 

新婚旅行で海外の申し込みを

受けた時、まず尋ねること

 

 

「パスポートはお持ちですか?」

 

 

「これから作ります!」

ならいいんですが

 

「すでに持ってます」の場合

気をつけないといけないのが

 

パスポートの名前で申し込み

されているかどうか

 

 

 

既に入籍されていて

有効なパスポートは旧姓なのに

現在の姓で申し込んだり

 

 

ヘボン式と非ヘボン式の

ローマ字表記の間違いがないか

 

 

ここのパスポート名と

航空券名のスペルが一文字でも

違っていると搭乗させてもらえません

 

 

なぜなら、航空会社はその人を

別の人物と見なすから

 

 

「すいません、旅行会社が

間違ったみたいで・・・

なんとか勘弁してもらえませんか」

 

と、どれだけ食い下がっても

航空会社は譲ってくれません

 

 

空席があればその場で

新しい航空券を再購入しないと

いけなくなります

 

 

アジア圏くらいの数万円で

収まる場合は何とかなりますが

 

欧米路線などはおそらく

相当な額の請求をされるでしょう

 

想像しただけでゾッとします・・・

 

 

パスポートには旅券法という法律があり

基本ヘボン式表記だったのが

 

2000年から非ヘボン式が認められ

長音表記でHとかUの使用が

できるようになりました

 

具体的にどうゆうことかというと

 

 

大野(おおの) ONO→ OONO / OHNO
佐藤(さと SATO→ SATOU / SATOH
優子(ゆこ) YUKO→ YUUKO
島(ま) SHIMA→  SIMA

 

こんな感じにするという選択も

可能になったのです

 

 

旅行会社に就職して約10年

このヘボン式旅券に慣れていた私に

恐怖を与えたこの旅券法の改正

 

 

佐藤さん、後藤さん、加藤さん

 

高橋さんのSHI、立花さんのCHI

山崎さんのSAKIとZAKI・・

 

気をつけないと落とし穴が

あちこちにあります

 

これ、航空券やパックツアーの

予約申し込みした後に気づいて

訂正しようとしても

 

タイミングによっては手数料や

キャンセル料が発生してしまう

 

いわゆるケアレスミスでも

「取り直し」となると許してくれません

 

 

 

これを防ぐには

 

 

顔写真欄のコピーを貰うこと

 

これしかありません

 

 

 

ここには

名前のほか、生年月日や

旅券番号、発行/有効年月日など

 

データとして必要な情報が

記載されています

 

 

よく「顔写真欄のコピー」というと

「え~、顔写真の欄ですか~?」と

 

写真を見られたくないですという

女性とかいるんですけど

別に顔を見たい訳ではありません

 

それにカラーコピーの必要も

ありませんから

 

間違い防止のためのお願いです

 

 

ちなみに一度でもSATOで取得した

佐藤さんは、次回切り替える際に

SATOUやSATOHに変えることは

できません

 

 

旅券は一人に一冊限り

一文字でも変えると別人と

見なされますので注意してください

 

 

今日は旅券のヘボン式についての

お話でした

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

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