バス業界や旅行業界にコロナ異変?
大分で旅行業やっています
おおいたツーリストの中村です
ここんとこ、バス借り上げの
相見積の入札で、続けて
他社決定の連絡がありました
そんなことはいつもの事で
特に気にはしないのですが
新年度に入り役所や学校など
公的な機関からのモノが多く
こちらも、そう負けると
気分良くないので
結構、ギリギリの金額で
いれてるにも関わらず
ことごとく負けている
貸切バスの料金については
平成26年にバス料金算出に
おける法改正が行われ
利用する距離と
出発前と帰庫後の各1時間の
点検を含む総時間を足した
距離制+時間制で割りだされる
その1キロあたり、1時間あたりに
それぞれ下限と上限金額が
設定されており
閑散期や繁忙期などにより
バス会社で違いが出る
ただ、このコロナ禍もあり
どこのバス会社も受注に
苦戦していることもあり
ほとんどの会社が、下限ギリギリの
金額で回答してくる
今回の当社からが提出した
見積もりも、私から言えば
法定下限ギリギリ
ほとんどこれを下回る料金は
ありえないだろうというレベル
しかしながら「負けた」
一見すれば、法定下限を下回る
金額で仕事を受けている可能性も
明らかな場合、陸運支局などに
通報ということも可能ではあるけど
そう簡単な話ではない
たとえば、
1日の貸切バス料金が仮に10万
10万円が法定の下限料金で
バス会社が直接、お客様に
その金額を下回る額で請け負うと
違反になるけど
うちのような旅行会社は
10万円で仕入れたものを
9万円で売っても別に違法ではない
例えば、バス会社から20%と
手数料契約していれば
実質、バス会社の請求は8万円で
9万で売っても1万の利益は残る
例えば、大きな学校などで
一度に10台だとすれば
仕入額を下回っても10万円の
利益が残る事になる
そこの取り合いだったりして
通常ではあり得ない感覚の中で
入札が実施されたいたりする
民間ならまだしも、公的な機関が
最低入札額だからというだけで
グレーな金額でも決定している現状
それこそ、ブログセミナーの
板坂先生が言ってるように
「いつまで価格競争し続けるん?
そんな客を相手にしてないで、
貴方から買いたいと言わせる
営業をしんさいよ!」と
確かにそうなんだ
正直、歳をとるごとに
この入札でしのぎを削る世界に
辟易している自分がいるのに
これまでのお付き合いで
依頼が来るととりあえず応じてしまう
この中途半端なスタンスが
一番良くないと気が付いてる
バス会社も、大手旅行会社も
このコロナで余裕のない商売に
拍車がかかって来た印象だ
恐らく整備や修理、教育にかける
費用も二の次になってはないか?
こんな調子では
貸切バス料金改定のきっかけとなった
軽井沢スキーバス事故のような
重大な事故が再び起こる事も
十分予想できる
起きない事を願うしかできないけど
それでは、今日はこれくらいで