バス会社から手数料もらえなくなる?
大分で貸切バス使う旅行や送迎で
お得に手間なく予約されたいお客様の
お手伝いをしております
同時に
大分の観光情報や身近な話題
最近の出来事で感じたことを
私目線で書いております
おおいたツーリストの中村です
きょうも少しお付き合い下さい
今日は、貸し切りバスの話
しかも私達、旅行社にとっては
とても重要な話です
貸切バスの「下限割れ」防止へ
国が手数料記載を義務化
3年前の軽井沢スキーバス事故以後
国は、安全安心を確保できるよう
新たな運賃制度を導入しました
出庫から帰庫までの時間と距離に応じ
収受する金額の下限~上限を決め
その間の金額で売る事となりました
その話は、これまで何度も
ここで書かせていただいた通りです
しかしながら・・・
貸切バス会社が旅行会社に支払う
「手数料」によって、国が定める運賃の
下限を下回ることが疑問視されており
その手数料が負担で安全コストが阻害
されているとの声があるというのです
国土交通省は、貸切バス運賃の
「実質的な下限割れ」を防ぐため
第三者委員会とも連携し、今後
国が積極的に調査していく方針で
この5月からは手数料支払額の記載
19年度からは手数料の年間額を毎年度
国に報告することが義務付けられました
要はこういう話です
バス運行時、集客した旅行会社に対し
営業活動費として運賃の10~15%ほど
手数料を支払うことは慣習化しています
「手数料を断れば使ってもらえなくなる」
バス会社からすれば新運賃後の
値上に合わせ手数料率を上げられても、
受け入れざるを得なかった
表向きは下限で運行引受書を交わし
受取額との差額を手数料とすることも
後を絶たなかったというのです
一方、業界をまたいで
日本旅行業協会(JATA)と
全国旅行業協会(ANTA)と
日本バス協会、弁護士らで
16年8月に第三者委員会を
設立し対策を打ってきたそうで
通報窓口を設け、過度な手数料の
取引で行政指導が必要な場合は
国に通知するこ事としていたものの
結局、国への通知はゼロでした
委員会には必要な証拠となる資料の
提出を求める権限がないので調査に
踏み切ることができなかったそうです
今回、調査体制を強化して、委員会へ
通報があった場合、速やかに国に通知し
第三者委員会は、手数料の商慣習上の
取引実態を、専門的な知見から助言し
国の調査をサポートしていく事にしている
という事です
少し長めになってしまいましたが
これまで支払われていた「手数料」に
「待った!」
を、かけようとしている訳です
もともと薄利の旅行業にあって
バス会社からの手数料もなしと
いう事になれば本当に死活問題で
廃止するというならウチは廃業です
というか、バス会社が下限でお客様に
直販した場合、旅行社は追いつけないので
お客様は直接、バス会社に頼んだ方が
必ず安くなるという事になってしまいます
なんか、上の話だけ聞くと
旅行業者が凄く悪徳商売の感じが
してきてしまいます
先日、某バス会社の営業の方からも
「近い将来、こんな風になりそうです」
みたいな話も聞きましたが
現実に、国(国交省)がこれを是正する
というなら、中小の旅行社でこれを機に
閉める所も出てくると思います
旅行は少なくとも「楽しさ」を売らなきゃ
いけないと思うんですが、
総会に行って話してても、誰もが
先細り不安ばかりを口にしてて
ほんとに嫌になってしまいます
ちょっと、長めになってしまいました
今日は3分バージョンで
ネガティ~~ブログお届けしました
それでは、きょうはこれくらいで