ハネムーンは隣席確約じゃなきゃ！
昭和６１年当時の
バレンタインデーは
「明日は特別スペシャルデー
一年一度のチャンス」と歌われる程
スペシャルだった気がします
「友チョコ」なるものが
一般化してきてから、
かつてのバレンタインデーの
目的は失墜の一途な気がしてて
女性から年に一度
好きな男性に愛の告白が出来る
という特別感はなくなり
若者の恋愛離れに繋がってるんだ
と、５０過ぎのおいちゃんが
昔を懐しんでも、誰も共感しないので
そんな男女の感情みたいな所の
話で本題に入りたいと思います
おおいたツーリストの中村です
今日もよろしくお願いします
６～７年前のことだったか・・・
あまり定かではないですが
福岡空港発のホノルル線
確かデルタ航空だったと思います
(イメージ）
ハネムーンのお客様で
新郎か、新婦かどっちかの
お母さんからお話を頂き
ハワイ旅行を手配しました
ＪＴＢとかの？パッケージに入れて
手配してたんでしょうが
出発の２～３日前になって
飛行機の座席が離れてしまう旨の
連絡があって
「隣席確約のプランではないので
席が離れてしまうこともございます」
「それはそうかも知れませんが
新婚旅行とインフォメーションに
わざわざ入れてたのに隣席が
確保できないんですか？」とか
電話でちょっとした押し問答的
感じになってしまいました
正直、今の海外商品には
事前に隣席確約と言うのがあって
（一部、オプションだったりする）
予約時に、システムで座席位置
含め手配したり、また航空会社の
オペレーターからOKをもらったり
事前チェックイン時に、お客様自身で
座席指定をしたりと、いろいろな
ケースがあるわけです
ウチとしては、最悪開き直って
「飛行機の席、少し離れますから」
みたいに伝えるのか
それとも、それすらも伝えず
その件には全くふれずに
出発日を迎えるか
(イメージ）
いづれにしても
「隣席確約の商品ではない」と
最初の申込時に案内していないのは
明らかにこちらのミス
当日、空港のチェックイン時に
初めて知って、落胆されるか
激怒されるか・・・・
一生に一度の新婚旅行を
ブチ壊しにされたとか言われるかも
紹介してくれたお母さんに対しても
めちゃくちゃ申し訳ない
考え始めると、悪い妄想に覆われて
眠れなくなってしまう
「考えたって仕方ない」と
妙に腹くくってケロッとしてる
タイプの人も、この業界多いんですが
私はもう、どん底まで心配するタイプ
もちろん手配先の旅行社の
窓口にもしつこく掛け合うけど
だいたいこの人達に
食い下がってもダメな場合が多い
福岡の旅行社の知り合いとか
海外ホールセラーの営業に電話して
デルタ航空にコンタクトしてもらい
何とか事前に融通してもらえないかとか
まあ、OKの確約がでるまで
アガけるだけあがくわけです
結局、この時はどうしたか？
お客様の集合時間の１時間前に
クルマ飛ばして
福岡空港のカウンターまで行って
地上スタッフに事情を話してかけあって
相当、鬱陶しがられましたけど
何とか往復とも隣席の確約を貰い
もう、涙が出そうなくらいほっとして
お客様をお迎えしました
「わざわざ、福岡空港まで
お見送りに来てくれたんですか？」
と、お客様もビックリされてましたが
ダメだった時は、その場で
めちゃくちゃ謝ろうと思って・・・
まあ、終わりよければすべてよし
いろんな方に協力してもらって
なんとか事なきを得た案件でした
あとでこの話をしたとき
「いちいちそんな事してたら
身が持たんわ」という同業の方が
いらっしゃいましたが
そうなんです。最初に
この商品の重要な案内を
キチンとしていれば
なんて事はなかったのですが
やってしまった以上は
出発時間まで、とにかく
自分ができる方法を考え
手を尽くすしかない
心配症でポンコツな自分を
落ち着かせる唯一の方法は
これしかないと思っています
コロナのお陰で
こんなハラハラするような展開は
しばらくご無沙汰していますが
めちゃくちゃ、何日か悩んだ挙句
解決したあとの爽快感は
いい歳とったおいちゃんでも
決して悪くは無いものです
それでは今日はこれくらいで