どこまで上がる宿泊代?インバウンドと物価高の波
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年10月12日(日)
2242号になります
今日もよろしくお願いします
今朝の情報番組でやってましたが
最近の京都は、インバウンド観光客の
急増で大混雑してるそうで。
清水寺の参道では、なんと
お土産屋の客の9割が外国人
という状況なんだそうです
大阪万博の影響で大阪の
ホテルが取りづらく
中国の国慶節も重なったことで
京都のホテル需要が爆発的に高まりました
驚くべきはその宿泊料金
カプセルホテルが3万円、
ビジネスホテルが4万円というケースもあり
素泊まりでこの価格には思わず
「何なんだろう?」と首をかしげたくなります
聞けば、外国資本が買収したホテルが
インバウンド向けに強気な価格設定を
しているとのこと
日本側は場所を提供し、
税収を得るという構図で
「問題ありますか?」と
すまし顔で言われそうな話です
とはいえ、こうした価格では
日本人観光客はなかなか泊まれず
旅行業界全体としても
価格高騰は見過ごせない課題です
実は私も今週末、福岡のホテルを
団体で予約しているのですが
普段なら1万5千円程度のホテルが
なんと3万円に跳ね上がっていて
正直驚いています
「このホテルがこの金額?」と
戸惑いながらも、朝食付きとはいえ
高いと感じます
しかし不思議なことに
お客様からは「高いね」と言われることはなく
むしろ当然のように受け入れている様子
おそらく、今の価格帯が
“当たり前”になっているのでしょう
背景には、人件費や光熱費、食材、
燃料などのコスト上昇があり、
ホテル側も経費を宿泊料金に
転嫁せざるを得ない状況です
結果として、どの施設も
強気な価格設定になっているのが現状です
さらに最近では、ネット予約の
動向も変化しています
前日や当日でも空室が出れば
すぐに埋まり
キャンセルが出ても
すぐに新しい予約が入る
直近の予約ほど高く売れるため
ホテル側も焦って売る必要がないのでしょう
今後は、価格だけでなく
「質」や「サービス」での差が顕著になり
自然と淘汰が進むでしょう
しかし、物価高や人手不足など
「値上げは当然」という空気の中で
お客様もある程度は
諦めているように見えます
それでも、最近の宿泊料金と
サービス内容のギャップに
納得していない方は少なくないはずです
旅行業界としては、
価格だけでなく満足度を
どう維持・向上させるかが
今後の大きな課題となりそうです
それでは今日はこれくらいで