ついに2024年問題がやってきた!
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2024年3月27日(水)1672号
今日も宜しくお願いします
昨日で小中学校は修了式を終え
今日から春休みになっているようです
昨日は強風でしたが
今日は風もなく穏やかな晴天
明日はまた雨になるとかで
なかなか天気が安定してくれません
あっという間に年度末を迎え
来週からは新年度
その新年度と共に
2024年問題と呼ばれる
バスやトラックなど
乗務員の長時間労働を改善するための
法改正が施工されるため
物流、旅客どちらでも
大きな影響が出ると言われています
具体的に大きな影響とは・・・
すごく簡単に言えば、運転手の
労働時間の上限が引き下げられることで
長く働く事、運転する事に制限をかけ
これまでよりも労働環境を楽にしよう
というような話
ただ、現実の話で言えば
物流業界よりもバス業界のほうが深刻で
先日の新聞にも
大分市内の地元のバス会社が
4月から2割の路線を減らすと
もともとの乗務員不足に加えて
さらにこの2024年問題により
路線ばすの路線数や便数は減便され
貸切は距離も短くなるし
長距離の仕事は運転手1名では
受注できる数が限られてしまいます
全国のバス会社が加盟する
日本バス協会の調べでは
現在、全国で12万1000人の
運転手が必要なのに対し
実際の運転手は11万1000人で
1万人不足しています
ですが、高齢化などを背景に
担い手不足は今後も続き
2030年度には9万3000人まで減り
不足数は3万6000人まで増える見通し
なんだそうです
地方だけでなく、都市部でも
運転手不足が原因で路線バスを
減便するケースがふえている状態です
路線バス事業は自治体からの補助で
なんとか保たれている路線もありますが
赤字+乗務員不足で存続できません
貸切バス事業で言えば、昨秋に
約9年ぶりに運賃料金の改定があり
経営的な改善は図られているはずです
料金の下限運賃については
これまでの約20~30%増しで
単価の設定が行われており
上限運賃設定は取り払われました
私の肌感覚でも、随分高くなったと
いう気がしていますが、これは
これまでが安かったと敢えて思うべき事
経営の安定や賃金アップがなければ
乗務員の確保などできるはずがありません
この春からは、ライドシシエアも始まり
タクシー業界がどう変わるのか
日本の旅客事業の転換点となる
タイミングとなることは
間違いなさそうです
私達、旅行業界もその流れに
対応していくしかないわけで
これからの成り行きに注目して
行きたいと思っています
それでは今日はこれくらいで