この夏のビジネスホテル事情
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年8月8日(火)1442号
今日も宜しくお願いします
7時に家を出るころは
かなり強めの雨でしたが
この時間になって雨も上がり
晴れ間も見えてきました
台風の影響で
午後から夜にかけては
また雨脚が強くなるようで
明日はさらにこの台風が近づいて
九州は大雨になるとか
明日はこんな天気になるとも知らず
年に一回の健康診断を入れていて
朝からお昼ごろまで不在になるんですが
かえってこんな天気で
良かったのか、悪かったのか
果たしてどんな天気になることか
とはいえ
今日は「立秋」なんですね
暦の上ではもう秋になった
暑いのもあとわずか
だと、いいんですが
さて、最近
秋の旅行のホテル仕入れを
やってることが多いんですが
やってて思うのは
本当に高くなったという事
温泉宿に1泊2食で宴会やって
普通に税込みで2万円くらいで言われます
条件を定員ベースにしたり
料理のコースを下げたりして
最低でも1万5千円の税別とか
まあ、でも
考えてみればこれ2食付きの
金額ですから
食事ついてこの金額なら
まあ、以前よりは高いけど
納得できなくもありません
仕入れの感覚を変えないと
いけないなという事です
今月下旬に北海道(札幌2泊)へ
行く団体がありますが
札幌市内も驚くほど高いです
この夏休みはもともと
高校生のインターハイなど
大きなイベント需要があるものの
北海道は夏に訪れる旅行者が多くて
また今年はインバウンドの復活で
外国人観光客が拍車をかけていて
ビジネスホテルでも
素泊まりダブルやツインは3万
シングルルームが2万
カプセルホテルでも1万弱という
もはや便乗とも思える異常な金額
客室清掃などのスタッフ不足で
全客室の稼働ができなかったり
人件費、光熱費、食材価格や
燃料価格とすべてのものが上がり
宿泊代の販売価格に転嫁しないと
運営していけないという
そんな価格であるにも関わらず
ほぼ埋まっていて取れない状況
なので、どこも強気です
大分市内でも
ビジネスが取れにくくなっていて
「どうしてこんなに大分は
混みあってるんですか?」と
県外からの宿泊者から
尋ねられるほど
平日でも多い状態です
なので直近になれば
安い料金からネット予約が埋まって
前日から当日のわずか1日で
残っていた部屋もすぐに埋まり
取り消しが出たとしても
すぐに新しい予約が入ります
宿泊料金にしても
周辺の他のホテルと見比べて
稼働が多い日については
これまでの平日だから
休前日だからという
設定ではなく
フレキシブルに変えています
平たく言えば「上げてます」
なので、直前で予約する方が
あきらかに高くなります
しばらく前までは
当日の22時以降の予約を
格安で販売するホテルやサイトが
あったりしていましたが
今は下げたりしていません
空室より安くても売った方が
という考え方はしていません
無理に売らなくても
清掃を翌日かけなくていい分
経費も掛かりませんから
これ、
一過性のもので
コロナ反動需要の今だけか?
という考え方もありますが
この人手不足や
物価高が収まらない限り
一度、上げた金額を
下げるようなことは
しないんじゃないかと思います
コロナの辛酸を舐めたこの業界は
あの時の「しんどさ」をこれから
じっくりかけて「回収」しなければ
やってられない
正直そんな感じ
じゃないかと思います
宿泊業界が魅力あるものと捉えられ
新しい人材が来るようにするには
ここがターニングポイントの
ような気がします
それでは今日はこれくらいで