11年ぶりに倒産件数1万件超に思う事
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年1月14日(火)
1963号になります
夕方のニュースでやってたんで
その事について書きます
信用調査会社の東京商工リサーチは
負債総額一千万円以上の
昨年の全国企業倒産が
1万0006件と
前年比15.1%増加し
11年ぶりに1万件超えだった
と発表しました
負債総額は23年比で
2.4%減少の2兆3435億円
この件数は3年連続で右肩上がり
だそうです
この原因はコロナによる、緊急支援融資や
給付金などで持ちこたえられた事が
大きいんだそうで
融資についても免除期間が終了して
支払いが始まった途端にバンザイって
会社も多いと伺います
倒産の理由としては
販売不振が最多の7352件
(前年比15.2%増)
人手不足も影響での求人難に
よる倒産も114件と前年比で
倍増しています
賃上げで初任給が40万円なんて言う
一部の大手企業じゃない限り
正直、アルバイトの時給アップも
相当、経営にのしかかっているという
中小企業の経営者の声も聞きますし
働く時間はどんどん短くなり
それでも売り上げは伸ばさないと
という矛盾する現実に
もう正直、閉業したいと考えてる
という声も聞かれます
これ、1千万以上の負債がある
会社しかカウントされていませんが
うちなんかもし倒産したところで
このカウントにすら入れませんから
世の中で、
静かに閉めていく会社というのが
いったいどれほどあるんだろうと
あと、あの時
コロナ融資をガンガン借りて
ほぼ返すことなく潰れたなんて
会社も多いんだろうなと
そんな事を考えていました
やはり、飲食業
居酒屋やラーメン店といったお店の
倒産や閉店が多いそうなんですけど
旅行業だって
コロナが終わってから閉鎖した会社も
全国には多いそうで
客足が戻ってきているという
報道がある中で
お金を落としてくれるお客様を
うまく取り込めなければ
そこを商売にはできないわけで
正直、団体旅行で利益を上げていた
これまでの旅行社は
個人化とネットにより
ぜんぜん儲けられません
コロナが明けて、ここんとこは
あきらかな業界の大変革を感じます
ホテルも、運輸機関もこの期に
料金を大幅に上げました
旅行商品も低利率の中で喘いでても
仕方ない訳で、お客様に納得いただいた上で
しっかりとした利潤を取るべきだと
考えています
感覚的にまだ以前の感覚のお客様が
多い中で、いかに丁寧に説明し
ご納得いただけるか
そこが生命線なのかと思います
とは言え、それも延命治療
根本的には新業態や新規事業に
していかなければやっていけない
正直、そんなふうに思っています
ネット系や大手旅行社以外の
中小零細旅行社の経営者なんて
恐らくみんなそう思ってるんじゃないかな
今日はバリバリの
ネガティブブログになりましたが
「ウチはまだ潰れませんよ!」
夕方のニュース見ながら
そう誓いました!!
それでは今日はこれくらいで