貸切バスの連続運行についての考え方
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年2月10日(月)
1990号になります
例えば長距離の送迎などの
貸切バスの見積もり依頼を頂くと
お客様と話していると
グーグルマップなどの
ネットで検索してるのか?
その時間では到着は無理だろう
と。思わず言ってしまう時間で
「このくらいで行けますよね」
と、言われる事があります
確かに、バス代の算出は
距離と時間を考慮して料金がでるので
時間を短くすれば
理論上では安くなります
ただ、運行は連続4時間は越えられません
連続4時間運行した場合
30分以上の休憩を取らなければいけません
これは2時間で15分を2回
1時間で10分を3回でもいいのですが
一回の休憩が10分以下は認められません
・ 連続運転時間は4時間以内です。
・ 運転開始後4時間以内又は4時間経過直後に、30分以上の運転の中断が必要です。 中断時には、原則として休憩を与えなければなりません。
・ 運転の中断は、1回がおおむね連続10分以上とした上で分割することもできます。 ただし、1回が10分未満の運転の中断は、3回以上連続してはいけません。
これは貨物も旅客も同じですが
旅客(貸切バス)で4時間連続で
トイレ休憩も無しで走るなどというのは
普通にあり得ない話ですが
それでも
スマホ上で検索した時間を鵜呑みにして
「〇時間でいけるはずです」
「そんなにはかからないはず」
みたいに言われることがあります
利用するシーズンや曜日、時間帯でも
通過する時間も大きく変わってきますし
運行時間と休憩時間をプラスして
さらにゆとりを持った時間で
しかも車庫と配車場所までの時間と
運行前後1時間ずつの点検時間も
加えて算出していますので
お客様が思ってらっしゃる時間ではない
という事はお話させていただいています
取りようによっては
むやみやたらに時間を延ばし
バス代をあげようとしてる
なんて思われるかもしれませんが
コチラは少しでもお客様に
お得にご利用いただきたいと
思っていますので
この部分はご理解ください
それでは今日はこれくらいで