舟下りも船頭不足で遅延する
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年5月17日(水)1359号
今日も宜しくお願いします
きのうは、この業界の
「人手不足が深刻だ!」
というブログを書きましたが
まさに
言わんこっちゃない!じゃ
ないですが・・・
昨日行われた
臼杵市のお寺さんの
日帰り研修旅行で
柳川下りと
田原坂の西南戦争資料館に
行かれましたと書きましたが
昨日のその研修には
添乗業務には行かず
朝のお見送りだけだったので
戻ってこられた 代表の方に
「いかがでしたか?
何か問題はなかったですか?」
と、訪ねたところ
結局、予定していた時間より
30分以上、船下りの出発が遅れ
その後のスケジュールのずれも生じ
1時間帰着時間が遅れたんだそう
何が原因でそんなに乗船時間が
遅れたんですか?と尋ねると
「船頭不足」
なんだそうです
他のお客様を乗せた船が
帰ってこないので
それを30分以上待たされたそうで
昨日は暑かったせいもあり
高齢の方には
大変長い待ち時間だったと
おっしゃっていました
幹事さんが言うには
「コロナで辞めた人が多く
少ない人数で回しているが
予約の時間に間に合わないことが
多くなっている」のだとか
そのくらい
観光客が一気に回復したので
現場は追いついていかず
毎日あたふたしているようです
例えば
そんなふうな理由で
他の施設で予約していた時間通りに
見学できない、乗船できない
なんていうお客様が
次の見学先、訪問先で
予約通りの時間に来ないので
と、連鎖的にほかのお客様にも
影響を与えてしまう結果になります
例えば、団体の昼食なども
11時半から12時半までの
1回転目と
それを片付けて
13時からの2回転目を受けていた場合
時間通りに最初の団体が来なくて
時間より早く次のお客様が来たりすると
昼食受ける施設は
とんでもない状態になってしまう
コロナ期間中に
大型バスが何台も入るような
観光ドライブインが
いくつも潰れたり、やめたりして
受け入れしてくれる施設が
減っている中
今後、インバウンドをはじめ
さらに多くの方々が、全国で
旅行需要が高まってくると
更に労働環境の悪化や過労と
言った問題も起きてきそうです
「忙しいからやめる」
「給料はあがらないし
きついだけだからやめる」
経営側が儲かった分を
従業員に還元すればいいですが
これまでの3年間
必死で耐えてきた分
やっと回収できるようになった
という経営者が多いですから
まだまだこれから
もっと観光業からの離職が
酷くなっていくでしょうね
ある程度の反動需要が
落ち着くまで
待つしかないようです
それでは今日はこれくらいで