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空港で受け取るクレームタグのお話です

 

 

 

 

 

大分で旅行業やっています

おおいたツーリストの中村です

 

 

 

クレームとか

クレーマーとかって

普通によく使ってますよね

 

 

 

一般的に「苦情」だったり

「苦情を言う人」だと思ってませんか

 

現在の商慣習的には

間違ってないのですが

 

 

本来のクレームの語源は

もともとは貿易用語であり

 

 

貿易取引上の契約における

義務を相手側が実行しなかったり

それによって損害を受けた場合

 

こちら側の権利を主張したり

損害賠償を請求する申立てをいう

 

 

この中の

「こちら側の権利を主張したり

損害賠償を請求する申立てをいう」

 の「申立て」が本来のクレーム

 

 

今では一般的に

「こちら側の権利を主張」の部分が

正当な申し立て部分より強くなって

いるような気がします

 

 

 

 

空港で荷物を預けるとつけられる

 

 

 

このバーコードのついた長いシール

 

これは「クレームタグ」

 

何と呼ぶかご存知ない方も多い

 

飛行機の預け荷物の引替証で

搭乗手続きで荷物を預ける場合、

預け荷物と引き替えに

 

 

「クレームタグ」を受け取る

 

 

 クレームタグはロストバゲージの際

の調査や補償請求に必要となるので

 

荷物を受け取るまでは必ず持っていて

捨てないよう注意してください

 

ロストバゲージなんて

そんなめったにないだろう

 

 

なんて思ってると大まちがいで

日本の航空会社や空港では

そんなに多くなくても

 

海外だと驚くほど多いんです

 

 

別の便に積まれてしまうと

全然違う国の違う空港に着くので

 

4~5日間の旅行中、結局

最後まで戻って来なかったという

お客様も何度かありました

 

とりあえず必要なモノを

購入する費用は航空会社が

後で払ってくれるのですが

 

それはそれは不自由な旅となります

 

 

あと、スーツケースの破損

これもよくあります

 

 

カギの部分が壊れてたり

角(コーナー)の部分がしゃげたり

 

 

 

そういう場合も

現地の空港で荷物を受取り次第

その場で申立てする必要があります

 

 

空港を出発したら、もう応じてもらえ

なくなる可能性が高いからです

 

 

いずれにしても、クレームタグが

無ければ応じてくれませんので

そこはしっかり守ってください

 

 

 

ついでになりますが、預ける荷物に

現金を入れておかないで下さい

 

スーツケースの破損は賠償の

対象ですが、その荷物の中に

50万入れてて、無くなった

 

と言っても証明するものがないので

一切聞いてもらえなかったという

お客さまが実際にいましたから

 

 

海外旅行傷害保険に加入してても

現金は補償の対象外です

 

旅行に多額の現金はご法度です

 

 

 

それでは、今日はこれくらいで

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