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海外航空券の予約間違えって変更できないの?

 

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています


おおいたツーリストの中村です

2025年1月17日(金)
1966号になります

 

 

先日行われた

ブロググループのメンバー同士の

オンライン会議の中で

 

英会話の本も出版されている

男性メンバーの方が

 

 

 

「海外の航空券で、姓と名を間違えて

逆に予約してしまって

 

変更できないので一旦取り消して

再度予約しないといけない

 

取り直すと数十万また余計に

かかってしまうんだが・・・

何とかならないもんか」

 

と、

半ば諦め気味に言ってました

 

 

 

 

結論として・・・

 

これ変更できるか、

出来ないかで言えば

 

 

取り直しになるので恐らく

「出来ません」

と、なります

 

 

旅行会社としては、その見解が

正しいと思います

 

 

ホントはいろいろ

あるんでしょうが・・・

 

 

パスポートの参考例で言えば

 

この上の段の姓の所と

下の段の名が逆になってて

 

YAMADA/TAROを

TARO/YAMADAで

予約してしまったという事ですから

 

 

これは取り直した方がいいでしょう

 

 

 

例えば佐藤さんが

SATOSATOUとしてしまった

 

であれば、国内航空会社はダメでも

海外の航空会社ならOKの時もあります

 

(あくまでも「時もある」ですから)

 

 

 

 

これは、いまの旅券申請時に

 

ヘボン式SATO

の場合と

 

非ヘボン式SATOUSATOH

を認めているためで

 

同じ佐藤さんでも

複数の形式があるのです

 

 

名前でもそうです

YUKOさんはYUUKOでも

TAROさんはTAROUでも

パスポートを取ることは可能です

 

 

基本的には旅券通りが原則ですが

この最後のUとかHがあろうが

なかろうが搭乗させてくれる

海外の航空会社は実際に多くあります

 

日本は逆に厳しすぎるくらい

 

 

それともう一つ

航空会社がOKして搭乗できたとして

万が一、入国する際の入国審査

(イミグレーション)がNOの場合が

ありますから

 

 

その場合は入国できずに

また

帰ってこなければならなくなります

 

出発する空港の地上スタッフと

現地の入国審査官は

 

それぞれ仕事の役割も違い

どちらもOKでなければ入国が叶わない

 

となるわけで

 

結局、姓と名が逆になっていた場合

取り直さないとダメかと聞かれれば

確実な事しか言えないので

 

取り直ししたほうがいい、

いや

「取り直しして下さい」

になるわけです

 

 

そう言う事を言うと

 

「知り合いに頼んでやってもらったら

無料で変更できました」

 

とか

 

「ヤフー知恵袋には、出来たという

方がいました」

 

とか、鬼のクビ取ったみたいに

言ってくる人もいますが

 

そう言うのは例外的な話で

 

基本的に出来るか、

出来ないかで言えば

まともな観光関係者なら

 

「出来ない」

と言うに決まっています

 

 

私も若い頃はたくさんミスって

航空会社の担当者に

もうめちゃくちゃ頼みこんで

 

スペル間違え、ネームの変更

 

残存期限がたりなくて

パスポートの緊急発券とか

 

キャンセル待ちのチケットを

空港のカウンターで頼み込んで

 

お客様が来られる直前に

やっと取れたなんて言う

 

 

今では絶対できない

綱渡りみたいな事を

無理やり頼み込んで

出来てたこともありました

 

 

もう今は時代も違うし

昔のような融通も利きませんし

 

そもそも誰も

構ってもくれなくなりました

 

そんな時代は、裏から手をまわし

軽微な変更なんかはどうにでも

なっていましたが

 

今はすべてシステムで行う時代

義理や人情は奴らにはありませんから

 

そういう意味では

30年前の旅行業界は

よかったな~としみじみ思います

 

よかったというか

私に合ってたという感じです

 

 

という訳で格安航空券を

ご自身でネットで取る場合は

 

冷たいようですけど

 

やはり慎重に確実に

 

 

それと航空会社のサイトで

マイルとか会員カードとか作ってれば

予約時のミスは随分減ってきます

 

あとは、ちょっとくらい高くても

ネットじゃなくて、OTAじゃなくて

 

旅行社のカウンターを挟むと

そう言うミスを防いでくれるかもです

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

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