旅行の未来を担う人々へ:挑戦と成長のヒント
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年4月10日(木)
2049号になります
今日もよろしくお願いします
まあ、しかし
連日の経済市況の乱高下
アメリカ大統領と言うのは
世界を思いのままに操れることが
今回よくわかりました
この1週間で大儲けしたり
大損して絶望してる投資家も
めちゃくちゃ多いと思います
いずれにしても
一度やってしまうと
辞めたくなくなるくらい
楽しい地位だろうなと言うのは
彼を見ていてそう思います
春ですから、ニュースでは
入学式の様子が流れます
この春も多くの学生さんたちが
将来、この業界を目指して
大学の観光学部や専門学校の
門を叩かれたと思います
かつては文系学生の就職先
人気ランキングでは常に上位だった
旅行業界もコロナ禍以降
一変してしまいましたが
それでも大手と呼ばれる
旅行会社には憧れをもって
学生が就職活動をされるそうです
そんな学生さん方が、まず目指す
取得しておいた方がいい資格が
「旅行業務取扱管理者」という資格
この資格の頭には
国内外が扱える「総合」と
国内のみが扱える「国内」がつきます
私が合格した30年前は
「旅行業務取扱主任者」と呼ばれていて
総合ではなく「一般」と「国内」でした
かつて宅地建物取引主任者が
「宅建士」みたいな話で、
いつの間にか「ヌルッ」と
変わっていたような気がします
まぁ、ヌルッとでもなかったんでしょうが
人間なんて受かってしまえば興味も半減で
今、同じ試験を勉強して受けたとしても
果たして合格出来るモノやら・・・
入社したら強制的に受験させられてたので
他の支店の同期と一緒に
合格目指して勉強し、受験してました
名刺に「総合旅行業務取扱管理者」って
入っているので、お客様には
「この資格があれば添乗員できるのか?」
と、尋ねられる事がありますが
添乗業務を行うには別の
「旅程管理者」資格が必要で
国内海外両方ができる「総合」と
国内限定の「国内」の二種類があります
もちろんどちらの資格もありますが
どっちの試験が難しいかと言うと
取扱管理者試験の方が難しいです
今はもう完全に忘れていますが
国際航空運賃やJRの運賃料金の
計算問題とか・・・
正直、この世界に30年以上いますが
実務上でそんな計算が必要だった事は
一度もありません
連立方程式とか微分積分を
就職してから、まず使わないのと一緒
それでも「業法」「約款」は
定期的に改正されてますから
知りませんでしたは通用しない世界で
よく業界紙をみていると
観光庁が旅行会社に対して
旅行業法違反で行政処分を下した
という記事を目にします
よくある内容は、
営業区域外の貸切バスを手配や
販売する道路運送事業法違反、
貸切バスの運賃・料金が
下限を下回る料金で手配した
道路運送法違反です
このような行為は
旅行業法第13条第3項第2号に違反し
旅行会社に業務停止処分が科されます
貸切バスに関する法律は
道路運送法や道路運送事業法で規定され
一見すると旅行業法とは
無関係のように思えますが
実はこれが密接に関連していて
特に十年くらい前から内容が厳しくなり
いまも数年おきに改正されています
旅行業の管理者研修も5年に一度
必ず受講して最新の内容を把握して
ちゃんと修了証を受けていないと
旅行業の免許更新ができないように
なっています
その原因の一つとなった
軽井沢のスキーバス事故のように
ツアー会社とバス会社というのは
人命に関わる仕事になりますから
楽しい事ばかりでなく
厳しいくらいじゃないと
こんな事故を繰り返してはいけません
春はスタートの季節
今秋行われる「旅行取扱主任者」を
受験されるという方に昨日お会いしたので
旅行業界を目指されるかどうか
わかりませんが
「頑張れ!」というエールの意味を込め
こんな内容のブログにしてみました
それでは今日はこれくらいで