挑戦することで影響力を与えられる
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
私にとって
「正月の麻薬」と言っていい
箱根駅伝
これを見始めると
途中でやめられなくなります
昨日も「格付けチェック」の
再放送があまりに面白くないので
二区の途中くらいから
ついに見始めてしまいました
めまぐるしくトップが入れ替わり
往路、終わってみれば結局
ひとりも区間賞を出していない
青山学院大学が優勝
さすがの層の厚さを感じさせ
駅伝は一人のエースの力ではなく
総合力だと改めて感じました
その中で、私が注目したのは
初出場の駿河台大学
4区を任された今井隆生選手
31歳の大学四年生
おととしの3月までは
埼玉県飯能市で中学校の体育教師
休職し駿河台大で心理学を学ぶため
編入して徳本監督に誘われ駅伝部へ
何ともドラマチックなのは
襷リレーをする5区の永井選手は
かつて中学校で駅伝を指導した教え子
先生から教え子への襷リレーという
大会史上初の出来事が実現しました
10月に行われた予選会では8位で
初出場をつかんだ駿河台大学
昨日の本戦では
さすがに強豪校と互角とはいかず
注目の今井先生も区間20位
山登りの5区永井選手も
箱根芦ノ湖のゴールが
出場校の中で最後の20位で
到着となってしまいましたが
芦ノ湖まで襷をつなぎ切ったという
それだけでも大学にとって大きな一歩
4区から5区への襷リレー
今井先生から「頼んだぞ」という言葉に
教え子の永井選手が「はい」と応え
徳本監督の言葉に
今井先生は涙が止まらなかったそうです
なんともいい話だと
正月から熱くなりました
10歳も若い選手たちと
レースをしていくというのは
日頃の練習も精神面も、
そして当日のコンディションも
相当な管理が求められるでしょう
一生に一度の大舞台が終わり
ホッとしているでしょうか
この春、大学を卒業し
中学教師に復職するという事ですが
先生にとっても教え子にとっても
一生忘れられない箱根に
なったことだと思います
年齢に関係なく挑戦する人や
事に人は感動し突き動かされます
今年は正月から
いいモノ見せてもらったと
思っています
誰かの為ではなく
自分自身のために努力し
その結果
誰かに影響力を与えている
そんな人を目指していこうと思います
さあ、間もなく復路が始まります
やっぱりこれは
「正月の麻薬」だわ!
それでは、今日はこれくらいで