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富士山の日に富士登山の思い出を語る

 

 

おんせん県おおいたで

旅行会社をやっています

 

おおいたツーリストの中村です

今日もよろしくお願いします

 

 

 

きょうは天皇誕生日でお休み

 

 

建国記念の日以外で

2月に祝日が増えている事に

 

いまいちまだ馴染めていませんが

祝日が増えるのはおめでたいものです

 

 

同時に今日は

 

2月23日で

ふじさんの日

 

 

ただ、これって

静岡県と山梨県が条例で定める日

 

 

富士山について県民が学び、考え、

思いを寄せ、富士山の豊かな恵みに

感謝するとともに、後世に引き継ぐ事を

期する日なんだそうです

 

 

日本を代表する

まさに日本一の山の日と

 

祝日が重なって

余計にめでたい気がします

 

 

 

 

世界遺産である富士山は

冬の間、閉鎖されていますが

 

 

夏場(主に7月から)は

毎年、多くの登山者が訪れます

 

 

富士山の登山ルートは

 

①吉田ルート

②須走ルート

③御殿場ルート

④富士宮ルートの4つがあり

 

 

 

4つのルートの中で

最も山小屋の数が多く

 

関東圏からの交通アクセスが

良いのが吉田ルート

 

年間30万人近い人のうち

約六割が吉田ルートから

登っています

 

 

また富士宮ルートと御殿場ルートを

組み合わせたものがプリンスルート

 

世界遺産登録後

吉田ルートからだけでも

15万人が毎年登るそうで

 

 

軽装備のよる事故や急病搬送も

後を絶たないそうですから

山を甘く見ては命取りになります

 

 

 

 

私も旅行会社入社間もない

20代前半の頃、

2度、富士登山の経験があります

 

 

会社の上司から

「運動靴の購入」を命ぜられ

 

買って領収書を経理に出すと

建替えてたお金が返ってくる

 

それを買うと、問答無用に

富士登山添乗に行かなければ

ならなくなるという謎のシステム

 

 

添乗といっても、富士登山専門の

プロのガイドが付いていますので

 

私は、最後尾からついて行くだけ

なんですけどね・・・

 

 

 

富士山五合目まではバスで行き

そこから登山の服装に着替え

リュックを背負って

 

 

夕方4時~5時くらいに

五合目から吉田ルートを

歩いて出発

 

八合目の山小屋に着くのは

夜10時ごろ到着

そこまで歩き続けます

 

 

夜になって

辺りが暗くなって

山小屋に着くころには

 

寒さと酸素が薄くなってきて

何人か「高山病」がおきます

 

普段からよく歩いてるという方でも

高山病にはなるらしく

 

 

わたしの時も、山小屋で眠れず

一晩中、嘔吐状態の方がいました

 

 

数時間の仮眠をとって

午前3時すぎには山小屋を出発

 

 

後でまた戻ってくるので

動けなくなった方はそのまま

山小屋で待機してもらいます

 

 

八合目から頂上までは

急に傾斜がきつくなって

 

 

登山道の鎖をつたって

なんとか頂上にたどり着く

といった感じです

 

 

 

 

トイレも、水も、酸素も有料

ゴミもすべて持ち帰る

これは富士登山の常識です

 

 

 

 

頂上に着くと浅間神社があり

お鉢巡りやご来光を拝んだり

人それぞれです

 

 

お鉢めぐりとは

富士山頂の火口をぐるっと

一周することを言います

 

 

 

 

ご来光が拝めれば運がいい方で

上の方はすぐに天気が急変するし

 

 

夏でも五合目と上では

気温が全く違います

 

 

高山病が苦しくて、

山小屋では一晩中

「頭が痛い」「眠れない」「登れない」

 

隣ではゲロゲロ吐き続ける

「来なきゃよかった」と、

言い始める始末

 

 

若くて添乗経験も浅かった

私はどう対応していいものか

 

3千メートルでひたすら

オタオタしていましたが

 

 

結局、あの二十代前半の二度しか

富士登山の経験が無い訳ですから

 

今は、仕事ででも登れたことに

感謝しています

 

 

やっぱり富士山頂からの

眺めは人生観変わるくらい

素晴らしいですよ

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

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