学校・一般 秋のシーズンに集中するのはなぜ
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年10月6日(金)1501号
今日も宜しくお願いします
団体旅行の依頼で
12月に山口県の湯田温泉を
計画されているお客様がいらして
そのお客様の団体は
毎年、実施していただくのですが
以前は1月下旬に実施されていましたが
積雪などの影響を受けやすい事から
数年前から秋の実施に切り替え
本来、9月から11月が
秋の旅行シーズンで
もっとも集中する時期なのですが
気候がよくなること
天気が安定してる事
紅葉などの景色が美しい事
などから
私達のような団体旅行を扱うモノも
一番のかき入れ時となるわけです
とりわけ比較的
高齢なグループなこともあって
温泉、宴会
これはマストなのです
しかし今年に関しては
かなり早い段階から
修学旅行で予約が入っていて
しかし、一般のお客様が
少しはいるだろうし
何部屋か空いてないかを聞くと
全館貸切という日がやたら多いのです
このあたりのホテルは
小中学校の修学旅行がやたら多くて
しかも修旅は、基本
学校、旅行社、ホテルで
「一校一館制」を条件にして
押さえられているので
キャパ的にはまだ余裕があっても
他校とのトラブルを避けるためとか
浴場の時間制限を設けるためなどの理由で
他の予約を受けないというのが
旅行会社、宿泊施設との間の
取り決めがあります
今回、いくつかのホテルで
何日かの設定日を問い合わせしましたが
まったく取り付く島もないくらい
どの日も「修学旅行で全館貸切」と
返してきます
あまりに断られるので
拒否されてる感覚になり
「じゃあ、もういいよ!」と
心では思ってますが
口には出していません
これまでの旅行は
ある程度、頭の中でコースを描いて
そのコースに沿って手配をすれば
難なく商品として出来上がっていましたが
今は、先に取れる施設さんを
予約しておいて
その予約を生かす形で
コースを作っていかなければ
旅行商品が出来上がらない
そんな時代になっています
いつ実施したいのかではなく
いつなら実施できるのか?
結局、いろいろ話し合った結果
別の温泉地での行程に
切り替えたのですが
この一校一館制を続ける限り
手配業務は厳しくなるし
施設も空いている部屋を売れない
学校や旅行社側が管理しやすくするため
こういったことが行われている訳ですが
それを良しとして経営している
施設さんはいいとしても
嫌々応じているようなところは
この辺で転換していっても
いいのではないかと思います
そもそもの「修学旅行」自体が
転換期に来ていることですし
それでは、今日はこれくらいで