取れない・高い・足りない”…それでも旅を届けたい
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年6月30日(月)
2128号になります
今日もよろしくお願いします
今日で上半期が終了
今年も半分終わってしましました
公務員の方や一部の企業の方は
今日、夏のボーナスと言う方も
多いのでしょうね
うらやまし節とも、うらみ節とも
とれないボーナスの話題は
避けときましょう
相変わらずトカラ列島付近の
比較的小さな地震は頻発していて
「噂の7月」を前に
何とも気味の悪い毎日です
その中で、史上最速の梅雨明け以来
連日の猛暑続きで早くも怠い毎日です
さてさて本業の方はと言うと
今秋に向けて、
団体旅行の見積もり依頼が増えてます
そして、今年も思うのは…
ホテルもバスもやっぱり取れない
それに、高いという事
インバウンドの増加に加え
国内旅行の需要も戻ってきて
宿泊施設はどこも満室続き
稼働率は高止まりで
希望の日程で入れるのは至難の業です
バスは2024年問題に起因するドライバー不足
バスそのものはあっても、運転手がいない
なので走らせることができません
「受けたくても受けられない」バスの予約を
大量に逃してしまってる状態です
ウチとしても何とか手配できて
最終的に売り上げに繋がる案件は
8割くらいですかね
残念ながら2割はお断りせざるを得ません
私としては、取れなければ取れないで
仕方ないと思ってはいます
でも、お客様には
「満車なので無理です」
で終わらせるのは忍びない
何とかしたいという一心で
手を尽くすのですが…。
事前に「詳細の行程は後でいいから
先に押さえるだけでもしておいた方がいい」
とお伝えしていても、それを汲んで
いただけない事が多いんです
こちらとしては、
ノーリスクでキャンセルも可能だと
説明していたのですが
それでも「役員会で検討中」で
時間が経過してしまう
タイミングが遅ければ遅いだけ
当然手配は難しくなります
それに、直前の予約は
どうしても価格が高くなりがち
秋の週末などは、バス会社が
わざと空きを残しておいて
直近の依頼には高額な条件で
応じるなんて話も聞きます
早めに動くことで
そういったことは避けられるのに…。
それでも
「そんなにバスって取れないの?
何とかしてよ」と言われてしまいます
可能なら私たちも何とかしたい
でも、バスがあってもドライバーが居ない
部屋があっても清掃が追いつかない
宴会場は空いていても人員が足りない
——そんな現実があるのです。
旅行のピースが揃わず
商品として成立しない時の
もっと言えば
お金にならない虚しさと悔しさ
そして、それにかかる時間は
お客様が思っているよりも
ずっと長くて手間も膨大です
「今年もそろそろ旅行を
計画しようかと思って…」
という声は本当に嬉しいです
ただ、今はもうコロナ以前と
同じ状況ではなくなっています
早めに計画して動かないと
満足のいく旅行が難しくなってきました
結果、妥協だらけの旅に
なってしまう可能性すらあります
この話は、何度も何度も繰り返し
このブログで書いている内容ですが
少しでも多くの方に読んでいただき
知ってほしいと思い繰り返しています
観光地はどこに行っても「外国人だらけ」
そんな景色に気がついたら
私のこのブログも思い出してみてください
それでは今日はこれくらいで