天災に対する旅行業界の今後の向き合い方
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年 9月4日(木)
2194号になります
きょうも宜しくお願いします
つい、この間も
こんなことがあったなあと
思い出しながら
ブログを遡ってみると
ちょうど2週間前です
やっぱり木曜日
全くノーマークだったのに
いきなり日本の近くで台風が発生
今回の台風15号も
昨日くらいから急に話題になり
今日いきなり発生しました
熱帯低気圧が徐々に台風に
それも、鹿児島の沖くらいまできて
はじめて「台風」と呼べるだけの
代物となって・・・
これまで太平洋の南で発生して
一週間後には、九州に近づくとか
進路予想が少なくとも何日かあって
近づく前に2~3日準備する時間が
あるのが当たり前だったのに
前回の12号といい
発生と同時にいきなり上陸する
今年の台風の特徴です
とにかく
1日とか2日前は
ただ暑いだけで全く台風の話題など
なかった状態で
すぐ近くで出来て、その日に上陸
準備なんてする暇がありません
まあ、強いて言えば
勢力があまり強くないという事
なので、台風と言えども
それほど影響が大きくないのが
近海発生台風の特徴です
実は今朝も朝4時に家を出て
関東方面へ2泊3日で出発の
送迎バスを見送ってきたところです
津久見市と臼杵市のお客様でしたが
私どもにすれば、大きな仕事ですから
これがもし、台風でキャンセルにでも
なろうものなら、大変な痛手となります
出発してしまえば
現地の交通機関や観光の一部が
運休等により払い戻しになっても
それはそれ程でもないのですが
往路の飛行機が欠航
それで旅行が取消というのが
最悪のパターンですね
全ての行程の中で
予約している施設に連絡をして
取り消したあげく
いただいていた旅行代金も
基本的には全額お戻しさせて頂く
手間賃すらもないという
悲惨な状態になります
これはお客様にも非はありませんから
致し方ないんですが
せめてこれまで費やしてきた
労働力や時間分は頂く様にしないと
旅行業界全体として
良くないと思います
思いますが、じゃあ
天候やその他のお客様の責任ではない
あらゆる事でも手間賃として総代金の
半額相当はいただきます!
と、契約の段階で云える所って
あるだろうか?
台風だろうが、地震だろうが
契約を取り消すのなら所定の取消料は
きっちりいただきますからね
という、強気のスタンスでも
了承したうえで
契約してくれるんだろうか?
だって、お客様に非は無いんですから
これを解決するには
全てのお客様に契約時
旅行取消保険に加入してもらう
そしてその行為が
業界の当たり前になっていく事しか
回避する方法はない気がします
「双方がウィン、ウィンの関係」
という関係と言いますが
私達、旅行業者がこの先
続けていくためには天災も考慮し
対策を組んでいく必要があると
考えます
それでは今日はこれくらいで