添乗での気づき~後編~
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年12月7日(日)
2298号になります
きょうもよろしくお願いします
思いのほか話が長くなって
今日で完結させなければと
思いながら書いています
今回は市内自治会の公民館が
主催する旅行で
全体の年齢層で行くと7~8O代で
立ち上がると膝が痛かったり
早く歩けないなど
高齢者にありがちな症状や特徴
ただ、そこを見越して
トイレの間隔を短くしてみたり
ゆっくり後ろを付いて来られてるか
気にしながら歩いたりしてたんですが
バスの中や昼食時に
「次のバスの出発は何時何分です」
とか
「船の乗り場は出られて右に進み
百メートルほどの所です」
「もし、自信がなければ複数で
行動されて下さい」などと
大きめの声で案内していても
まったく通じてない方なども居て
行程表と共に裏にマップを印刷し
バスの中で渡していたとしても
見てなかったり
理解してなかったり
持ってきてなかったり
集合する場所も時間も
理解してくれて無い訳です
結局12時50分集合で
1時発の船に乗り遅れ
1時20分の船に乗る羽目に
聞いてもらえてるのか
理解してくれているのか
あらためて旅行時の高齢者さんへ
案内の確認や配慮を見直すべく
慣れや惰性ではなく、確実に
やっていかないといけんなと
そして船が門司港レトロに到着し
全員で記念写真を撮って解散
それぞれが見学する場所に
散ったと思った途端
私の後ろ10メートル程のところで
バタッという音とともに
振り返ると
男性の旅行参加者が倒れて
右足の膝のあたりと頭を打った
と言いながら「痛い」と
旅行責任者の方が幸い
すぐそばにいらしたので
「念のため救急車を呼びましょう」
という事になり、私が電話を
どうやら舗装した道路から
15センチくらい低い段差で
転倒してしまったそうです
幸い2~3分ほどで救急車が来て
担架に乗せられて、車内で隊員の方と話し
ご本人が病院に行くことを拒み
普通に歩けるというので、特に問題は
ないでしょう!
という事で
なんとか一件落着しました
「病院なんかに行くとバスで
みんなと一緒に帰れなくなる!
救急車なんか呼ばなくていいのに」
と、お小言を頂きましたが
倒れた直後、「痛い、痛い」と
繰り返してたもんで
そら、呼んで当然でしょう
と、心の中では思ってたんですが
そこはもう押し殺して
今回、普通の日帰りの旅行と
割と舐めてかかってたとこも
正直あったんですが
これだけ、アクシデントあると
さすがに添乗の重要性を
再認識させられます
予見できないことだらけなので
トラベル(トラブル)なのかもしれません
まあ、でも
行っててよかったです
それでは今日はこれくらいで


