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今の自分を肯定して生きていきたい

 

 

おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています

 

 

おおいたツーリストの中村です

 

2023年8月2日(水)1436号

今日も宜しくお願いします

 

 

 

 

昨日のお昼は

私が37から39までの

3年弱過ごした

 

住宅営業の元同僚と

ランチを食べました

 

 

 

 

 

ひとりは今でもその会社にいて

営業をやっています

 

もう一人は、私が退職後

暫くして同業他社に移りました

 

そして私は

住宅営業の世界にはいれない事を感じ

再び旅行の業界に戻ってきました

 

 

そんな3人です

 

 

結論として、私はこの業界に戻って

良かったと思っています

 

 

米同時多発テロとかコロナとか

いろんな出来事はあったものの

それでも何とかやってきました

 

その人、その人に合った仕事が

あるとすれば私はここの水があってる

と、勝手に思っています

 

 

会社に残ったその彼は

前職も同業他社から来て

住宅業界を渡り歩いてるものの

今の会社にはもう15年くらいいます

 

 

私がいた当時は、その会社も

黎明期で個人的にはブラックだと

思っていましたが

 

今は上場もして、休みも多く

福利厚生もとても充実していて

給料も賞与もいいらしい

 

もちろん営業なので

成績によって波はあるようですが

 

私の在籍時と比べればかなり

良くなってるという話

 

「戻ってくれば?」と言われたけど

住宅業界に戻りたいとは思いません

 

そもそも

痩せても枯れても

「代表取締役」に対して

失礼だろ!って話です

 

 

来月だか、再来月だかに

社員旅行でハワイに行くんだそうで

 

 

ハワイのフリータイムで

どう過ごしたらいいかなんてことを

聞いて帰りました

 

そんな彼もあと2年で60歳

先月、脳疾患で入院していて

未だに右腕に痺れがあり

健康面には不安が残るらしい

 

 

 

同業他社に転職したというもう一人は

もともと居た住宅会社に戻った

いわゆる「出戻り」

 

 

来場数も少ない会社で

契約棟数もそれほどなく

わりとのんびりできる感じで

会議で厳しく詰められることも

ないそうですが

 

 

最近、給与や歩合の見直しがあり

これからどうするか悩んでいる様子

 

宅建士の資格にも合格したので

不動産業界での転職も視野に

これから考えていくんだそうです

 

50前の女性営業マン

なかなか、踏ん切れないと

ぐずっていました

 

 

今、しきりに世間で話題の

ビッグモーター

 

ここの内部の話が、日々あらわになり

ニュースで流れるたびに

 

私が以前いた住宅会社時代を

思い出します

 

 

まだ体制が整ってなかった

 

 

そう言えばそれまでですが

店舗の責任者が短期間に

頻繁に変わり

 

私が素人で

「出来ない社員」

というのもありましたが

 

 

毎週、行われる

進捗会議と営業会議では

随分、罵倒されたもので

 

見込み客が、約束の時間に

来なくなったりしたら

次の営業会議がもう地獄でした

 

契約したお客様も

農地転用とか諸問題があって

すぐに建たないと

進捗でまた詰められますし

 

 

意気揚々と異業種に転職した私は

当時の店長に叩きのめされ

意地の悪い先輩営業や設計や工務

 

中にはもちろん

いい人も多かったんですが

慣れない仕事に

 

半年たたないうちに

完全に「うつ」手前になるくらい

しんどかったのを覚えています

 

 

それから何とか

踏みとどまれたのは

 

頻繁に変わる店長が

自分とあうか、あわないか・・・

 

 

本当に自分自身に

売る技術や営業のスキルがあれば

そんなものは怖くないのでしょうが

 

当時の私は

上司の顔色を伺いながら

なるべく「怒られないように」

 

それだけを考えて通っていました

 

 

三十代後半だったので

まだ耐えられたんでしょうが

今だったら無理でしょうね

 

まあ、今は今なりに

そんな体質の会社は

話題の何とかモーターみたいに

 

コンプライアンス的に

問題になってくるんでしょうが

 

 

当時の私は

通勤途中の神社に

毎月、朔日参りを欠かさず

 

 

 

「いいお客様に恵まれますように」

「今月、契約が取れますように」と

本気で参拝して会社に行っていました

 

 

住宅業界から離れた途端に

そういうのは辞めてしまい

 

このユルイ旅行業界で

ギャーギャー言われない日々を

過ごしています

 

 

それくらいあの時間は

私の人生の中で

強烈に濃密な時間でした

 

 

あのままもし残っていたら

辞めて住宅他社だったら

 

 

それぞれの今を見ていると

もしも、こうしていたらの自分を

客観的に見ることができた

そんな時間を過ごしました

 

 

結局、私は

古巣の旅行業界に戻り

五年後、独立して今に至る訳ですが

 

 

人生に「たら」「れば」はなくて

今の自分で前に向かっていくしかない

 

だったら、少なくとも

今の自分を肯定して生きていきたい

 

 

あの、しんどかった3年間も

人生の中では貴重な経験の時間だったと

そう思いながら

一緒に昼飯を食うのでありました

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

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