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バスの後退専用マイクという存在

 

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です

 

 

2024年6月18日(火)

1754号になります

 

 

今日もお立ち寄り下さり

ありがとうございます

 

 

 

 

昨日の朝、山形県で

バスガイドが貸切バスと電柱に

挟まれお亡くなりになるという

痛ましい事故が発生しました

 

 

早朝、迎車の為バスを配車させていて

車両左後部でバックするバスを

誘導していたものです

 

 

近くにいた方によると

ガイドさんの「ストップ!」

と言う大きな声と

 

 

ボデ―をバンバンと叩く音が

聞こえていたという事ですので

適切に誘導されていて

 

 

ミラー目視の見落としまたは

バックモニターでの確認不足が

引き起こした事故だと思われます

 

 

以前はというか、今でもそうですが

基本的にはバック誘導の際は

「笛」を吹くのが一般的です

 

 

 

 

 

最近、笛を使わなくなったのは

夜間、早朝は近隣住宅地に配慮するため

 

そしてもう一つは

車両後方部に「集音マイク」が

搭載されたバスが一般的になった事です

 

 

これは、運転手がバックにギヤを入れると

自動的に運転席横にあるスピーカーに

外部の音声が拾われるようになっていて

 

その方がより細かい情報も

運転手に伝達しやすいためです

 

 

 

 

 

運転席側である右後方ではなく

更に確認がしにくい左後方側に

マイクはついており

 

 

今回の事故も、左後方部分と電柱に

挟まれたようですので

 

 

ガイドさんは基本通り、一番見にくい

左後方で誘導をしていたものです

 

 

では、なぜ挟まれたのか?

 

 

これは、実際の様子が判らないので

私の憶測ではありますが、

 

 

おそらく、ぶつかる直前に

ぶつからないよう自分が盾になって

身を呈してしまったのではないか

 

 

そんな気がしています

 

 

バスがぶつかれば凹むし、傷も入る

ぶつかる直前に止まることができれば

自分が緩衝材のような役割ができる

 

 

通常では危険すぎて、

そんな事は危ないし

まず考えられませんが

 

 

経験が長くなればなるほど

とっさに考えられない行動を

とってしまう事ってあるのです

 

 

これは、私の勝手な憶測なので

違っていれば大変申し訳ない事ですが

事故になることを防ごうとした結果の

事故なんではないかと思います

 

 

39歳というとバスガイドでは

まだまだ若い年齢ですし

所属する会社の代表の方も

 

 

非常に優秀なガイドさんだったと

コメントしているように

本当に惜しい、痛ましい事故でした

 

 

後退時は、細心の注意を払いながら

すぐに止まれる速度で運転するように

されているとは思いますが

 

体調がすぐれなかったり

注意力が散漫になったりすることも

時にはあると思います

 

 

今回の事故はバス業界のみならず

観光業界全体がショックを受ける

事故となってしまいました

 

 

当該の事業所だけでなく

関係する業務につく人間すべてが

無事故につながる意識で

仕事をしていかなければならない

 

 

そう思います

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

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