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チラシで見る「恵方巻」を売る!の一考察

 

 

 

大分で旅行業やっています

おおいたツーリストの中村です

 

 

 

 

明日は立春

暦の上では明日から春

朝晩の日も随分長くなって

 

 

 

花粉症のない私にとって

暖かくなるのは嬉しいのみ

 

 

 

で、立春の前という事で

今日は「節分」

 

 

 

今年は「124年ぶりに」とか

今年は「南南東で」とか

そもそも「恵方巻とは」とか

 

 

朝からテレビでいっぱいやってるので

そういう事は書きません

 

 

 

ゲスいところが売りなので

着目と感想のみで書いていきます

 

 

節分なんて

小さな子供にとっての楽しみは

あくまでも「豆まき」

 

 

思いっきり鬼に向かって

豆をぶつけるというイベントが

楽しい訳で

 

 

家庭の夕食で

黙って太巻き一本食わされるなど

「苦行」以外の何物でもないと思う

 

 

 

普通の大人でもそこそこしんどい

まぁ、私なら2~3本はいけるけど

 

そんな事をしていると、恐ろしい

血糖値と恐ろしい合併症が待ってる

 

 

 

そもそも、スーパーやコンビニも

豆くらい売ってても美味しくないので

 

 

「恵方巻」という高単価で高利益の

彼らで言う「縁起物」を担いだんだろう

 

 

関西発祥らしいが、この九州でも

もうかれこれ20年前くらいから

じわじわと浸透し始めた

 

 

 

コンビニやスーパー各社では

正月明けから予約を受付け

今年も販売合戦の火蓋は切られた

 

 

 

今朝も折込チラシは

近くのスーパーの恵方巻で

埋め尽くされ

 

 

 

私がぶっ飛んだのは

ゆめタウンの恵方巻

 

 

テレビCMで予約受付してましたが

2500円って高くねーか?と思ってると

 

 

 

その上の3000円税別というモノまであった

 

ウチは4人家族なので12,960円

恵方巻4本で13,000円は

縁起物とは言え、正気の沙汰ではない

 

 

 

具の中身が違うとはいえ

銀座九兵衛の恵方巻でも1890円

 

 

 

九兵衛の恵方巻

 

 

 

まあ、全体のボリューム

具の量、店のブランドその他

いろいろ加味しても適当な価格

 

 

 

 

あと、チラシ見てて「上手いな」と

思ったのがイオン九州

 

 

使用する海苔を、佐賀県の「祐徳稲荷」

お祓いをしてきたのだそう

 

 

イオン九州全店で、一体どれほどの

海苔を使用するのかわかりませんが

 

恐らく数トンになる量でしょうから

全部が全部、お祓いなんて

できるわけないのでしょうが

 

こういう売り方って、付加価値つけて

さすが、イオン!上手いなって思う

 

どうせならお祓いしてもらってる方が

縁起度がアップしそうな気がしてくる

 

 

 

そしてもう一つ

 

 

 

これは、大分のローカルチェーン

マルミヤストアのチラシなんですが

 

 

わざわざ、紙面の一番下のスペースを

「廃棄ロス削減のため作りすぎない」と

うたっているのだ

 

 

数年前、コンビニやスーパーなどで

予約のない大量の恵方巻が、翌日

廃棄処分となってニュースになった

 

 

このスーパーでは、昨年の各店舗の

販売実績に応じて店頭に並べるため

売り切れの際はご容赦下さいという

 

 

恵方巻自体の内容や価格ではなく

こういった企業の姿勢を応援し

買いに来るお客様も多いのかも

 

 

 

コロナの影響で巣ごもりが増え

家での食事にお金をかけたいと

 

今年はおせちも高額なものが

どんどん売れたという

 

恵方巻も若干、それに乗っかった

感じもしないではないが

 

 

年々、豪華さを競い、高額化してくる

恵方巻競争にいささか恐怖すら感じる

 

 

明日になれば、1本500円くらいに

なって売られるのに

 

とりあえず縁起物にでもすがって

おきたい気分なのは皆同じなんだろう

 

 

「疫病退散」「商売繁盛」

 

 

 

それでは、今日はこれくらいで

 

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