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キャンセル料100%収受の時代が来る!

 

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
 

2024年3月25日(月)1670号

今日も宜しくお願いします

 

 

この仕事をしていると

キャンセルはつきもので

 

手配していたものが取消になると

当然、取り消し連絡をするのですが

 

交通機関などに対して

宿泊施設って割と額面通り

取消料がかかる場合って少なくて

 

特に私たちが、頻繁に使う施設さんだと

取消料の支払いを免除してくれる

というケースがあります

 

 

最近、ネットニュースに上がってた

あるインフルエンサーがSNSに投稿した

 

ホテルのキャンセル料を払わなくする方法

 

という動画が物議を醸しているそうです

何とも世知辛い話です

 

 

 

 

動画自体は加工されていますが

どうやらSNSに投稿したのは

女性のようで

 

 

「ホテルが知られたくない

払わなくて済む裏技」などと

得意げに話してるんですが

 

 

要は、予約日を後ろに変更し

その何日か後に取り消す

そうすれば取消料はかからない

 

たったそれだけなんだそうです

 

こんなバカのおかげで、施設側も

取消料100%収受したくなるでしょうね

 

 

変更の取消なんで、本来なら

こういう人には変更手数料と

取消手数料を二重で徴収しても

いい気がします

 

 

この記事の中にも出てきている

十和田の温泉民宿・南部屋さんは

 

「これまでは大目に見て来たけど

今回の動画で取消→新規取り直しを

厳格化していく」とツィ―トしています

 

 

昔から、このキャンセル料については

さまざまな考え方がありましたが

 

やはり、受け入れ側のご厚意があり

免除していただく事が多かった訳です

 

 

私の肌感覚としては

このコロナの間に行われた

いくつもの施策

 

GoToだったり、隣県割

全国旅行支援、旅割といった

 

この観光支援策で、宿泊客の

モラルは低下したような気がします

 

 

先日の北陸割の受付の際も

予め予約しておいて

 

受付開始日に電話して開始日より前に

予約していたものが無効だと判ると

 

一斉にキャンセルになってしまったと

いう記事を読みました

 

所詮、被災した地域の活性化や

応援ではなく、あくまで自分たちの

利益や都合だけの話

 

 

今回のように、我々観光業を

あざ笑うようなくだらないテクニックを

ひけらかし拡散するようなら

 

恐らく、予約時決済で

取消時は所定の取消料を差し引き返金

 

このシステムが一般的に

なってくるでしょうね

 

そのうち「ご厚意」なんていう言葉は

亡くなると思います

 

というか、自動的に処理されて

ホテル側ではどうもできません

 

そんな感じになってくるんでは

ないでしょうか

 

 

この業界も、コロナ後は

本当にいろんな事が変わってきています

 

もはや、昔の営業マンたちはいなくなり

ネット上のやりとりだけですから

相談も出来ず、血も通っていません

 

悪質な人間なんて昔からいたのですが

この業界も随分難しくなってきました

 

 

これを機に完全デジタル化して

こういう人たちを防御するしか

自分たちを守る方法は

ないのかもしれません

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

 

 

 

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