この時期の旅行によくある「徒労感」
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年2月7日(金)
1987号になります
今回の強烈寒気の第二波が
明日にかけてまた来るそうで
なんて言うか・・・・
よく収穫間際の野菜や果物を
ごっそり盗まれて生産者の方が
がっくり肩を落とすなんていう
ニュースを聞くことがありますが
わかってるんです・・・・
天候や自然災害なんて
どこにも当たりようがない!
そんな事はこの仕事やってて
身に染みてわかっています
特にコロナの時なんか
それが何年も続いたわけですから
今回の積雪や通行止めで
久々、延期やら取消やら
まあ、この時期なんで
仕方ない・・・と思いつつ
この週末は何とか大丈夫やろ?
と、少しばかり安心していた途端
明日から四国に行くグループ
暴風雪、波浪、高波などで
明日朝のフェリーの欠航が
もう昼過ぎには早々に決定し
幹事さんに
「どうされますか?」
と尋ねると
「キャンセルします」
・・・・
この何とも言えない「徒労感」
見積して、手配して、打ち合わせして
昨日こそ、最終打ち合わせに伺い
乗船券、宿泊券、入場観光券
ここでこういうふうに出してとか
このフェリーの欠航ですべて
「パー」です
この場合の「パー」は
ボギーよりも数倍悪いパー
各所に理由を言って
取り消してもらい
ホテルの取消には
発売元の旅行社さんに
「取消料の減免申請書を提出して下さい」
と、言われ
結局、それらを
全部済ませるのに1時間以上
何やってるんだろう
随分時間かけ準備して
売上がゼロになってもなお
取消にさえ時間も取られるという
旅行業の一番やるせない部分です
まあ、天候ですから
どうこう言っても仕方ない
仕方ない事をわざわざ言ってどうする
と思われるかもしれませんが
売上の少ないこの時期に
延期なしの取消は
正直、出荷前の農産物を盗まれる
くらいに悔しくて虚しいのです
こういうのを民法の難しい言葉で
お客様の責に帰すべき事由でない場合
と、言うようなんですが
天候によるフェリーの欠航は
お客様に全く落ち度はありませんから
本当にどこからも何も取れない
かかった経費で言えば
ゼロどころかマイナス
この消えてしまった売上げを
必ず埋められるような動きを
していく必要があります
要はモノは考えようで
無理に出発してアクシデントに
あわずにすんで良かったんだ
物事はいつも塞翁が馬、
禍福は糾える縄の如しと
と捉えるべきであると
ブログの締めに強がってみました
それでは今日はこれくらいで