JRから無くなっていくもの
大分で貸切バスを使う旅行や送迎で
お得に手間なく予約されたいお客様の
お手伝いをしております
同時に
大分の観光情報や身近な話題
最近の出来事で感じたことを
わたくし目線で書いております
おおいたツーリストの中村です
きょうも少しお付き合い下さい
早いもので今日で2月も終わり
「平成」も
あと2か月を残すばかりとなりました
明日からは3月
3月といえば私たちの業界では
JRのダイヤ改正が行われます
そして、そのダイヤ改正を機に
少しづつ変わっていくのがJR
今日はJRの話題を2つ
ひとつは車内販売の廃止
ワゴンに飲み物や、弁当、沿線の名物を
乗せた車内販売はいつの間にか静かに
消滅していっています
JR九州が九州新幹線での車内販売を
3月15日で終了させる発表を行いました
東日本大震災翌日に開通を予定していた
九州新幹線は、震災が起きた事で
華々しいオープニングとは行かず
静かにスタートしましたが
わずか8年で車内販売も静かに幕を閉じます
東海道・山陽新幹線の「こだま」でも
すでに車内販売はなくなっています
こだまといえば、のぞみ、ひかりの
停まらない駅に停まるための新幹線
利用客が少なく、短距離の利用で
車内で過ごす時間が少ないのと
予め駅のコンビニでお弁当やアルコール、
ペットボトル飲料などを買って持ち込むので
車内販売を利用する客は、ほぼ居ない
JR九州の新幹線も同様に、距離も短く
最大でも8両編成と乗客も少ない
ソニックなどの在来線特急列車も
4年前、春のダイヤ改正時に
すでに廃止されています
大量乗車・長距離運転でない限り
拠点の維持、労務難、儲からない
の3つがネックとなり
「車内販売は廃止」という流れに
なるのは致し方ないようです
もう一つは旅行の話ですが
JR四国が、徳島の阿波池田、阿南
鴨島の各駅に構える直営の旅行代理店
「ワーププラザ」の営業を9月までとし
10月に廃止する方針を打ち出しました
人員不足と旅行商品のインターネット販売
の普及が理由だそうです
そのほか四国4県の駅に16店ある
ワーププラザのうち、徳島の上記3駅の他
今治、八幡浜(愛媛)、後免、須崎(高知)の
4駅が収益が低いとして廃止の対象に
上がっているそうです
儲からない、生産性の低い部門に
人を配置するくらいなら、さっさと潰して
赤字ローカル路線の存続をした方が
地元住民のためになる
JRですら田舎の旅行業は儲からない
と言ってる訳です
取扱できる旅行商品の
ほぼ全てがネットで完結する商品に
取って代わるようになるのは
そう遠くないのかも知れません
私が旅行業に足を踏み入れて
かれこれ30年になりますが
20代~30代の営業マン時代の
イメージはそろそろ払拭し
いいかげん2019年の現実を
直視した方がいいのではないかと
この頃、特に感じてしまいます
JRという組織は、以前は「国鉄」であり
いくら民間とは言え、効率ばかりを唱えず
公共性という使命は果たすべき
という意見もあります
しかし、
そんなのに全て耳を貸していると
いずれ自分たちの命取りになる
JRという巨大組織の判断は
当然なんかなと思います
きょうもお読みいただき
ありがとうございました
それでは、今日はこれくらいで