GWクルーズ「にっぽん丸」までも中止
大分で旅行業やっています
おおいたツーリストの中村です
先月29日、横浜を出発し青森や
北海道に寄港するクルーズ中
新型コロナの新規陽性患者が
発生したことで、急きょ横浜港へ
戻ることとなった「飛鳥Ⅱ」
(画像はお借りしたものです)
このニュースは皆さん
ご存知の方も多いと思います
乗船した横浜港で濃厚接触者の
家族と共に下船し救急車で病院へ
その他の乗客もツアー中止で下船
結局、ゴールデンウイーク中の
旅行計画も船内で1泊しただけで
終わってしまうという事となりました
クルーズ中止で郵船クルーズは
旅行代金の1泊分だけを徴収し
残る5泊分は返金するのだそう
このニュースの影響で、発着港を
管理する横浜市では
現在、日本一周クルーズを行っていた
商船三井客船の「にっぽん丸」にも
運行を中止し引き返すよう要請しました
にっぽん丸は昨日まで佐伯港に居て
福岡に向けて出港したばかりで
急遽、横浜港に向けて引き返しています
(写真はお借りしたものです)
船は先月29日に横浜を出港し、
佐伯、舞鶴、秋田、登別に寄港し
5月8日に横浜に帰港する予定だったそう
ゴールデンウイークの
日本一周クルーズと言う事で
参加者の方々も随分楽しみに
していたと思うし
さぞかし残念な思いだと察します
当該船内で陽性者が出た訳でも
ないのに、突然の旅行途中での中止
そういう、事前の契約があったとはいえ
横浜市の要請は少し強引な気もします
昨年のダイヤモンドプリンスでのような
事を二度と起こしてはならないという
その思いは大変よくわかりますが・・・
商船三井客船では、既に
5月8日発「初夏の鳥羽クルーズ」
5月10日発「伊豆諸島周遊クルーズ」
5月13日発「青ヶ島周遊クルーズ」
の中止を発表しました
こんな状態では、客船をワクチン
接種会場にでも使わない限り
収入源がまったく見込めません
こんな、医療が逼迫した状況で
優雅に豪華客船なんかで旅行なんて
と、思われる方もいるのは承知の上で
これだけ慎重に、事前の検査や
感染防止対策を行って運営している訳で
これでは本当に運営会社が気の毒です
今回のにっぽん丸の運行中止が
行政や世論には歯向かう事ができない
今の、やりきれない観光業界を
映し出してる象徴みたいに感じます
こんな状況を見せつけられて
コロナ後に、観光業界で働きたいと
思う若者って本当にいるんでしょうか?
それでは、きょうはこれくらいで