貸切バス再値上げの秋、給料は?若者は?…バス業界のジレンマ
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年9月27日(土)
2217号になります
きょうも宜しくお願いします
おいおい、またかよ!
と、つい言いたくなるニュースが
また昨日記事になりました
また値上げです
昨日付で国交省が
貸切バスの新運賃・料金を公示しました
貸切バスの会社は来月24日までに
運賃料金の変更を届け出すれば
11月から適用できるようになります
バス運転手不足の解消のため
賃金水準を全産業平均給与額まで
引き上げようとするもので
その原資を確保するために
今回引き上げを行うという
仮に大型バスの1時間あたりの金額は
北海道では5570円から6080円に
関東では6580円から7190円に
近畿では7390円から8040円に
沖縄では5230円から5710円になります
貸切バスの料金、運賃は
国土交通省が、利用者保護と
安全確保を目的に基準額を定めてますが
2年前に約10年ぶりにあげたばかり
その2年前は、「致し方ない」
というか・・・
しばらく上がってなかったので
納得できたのですが
今回は間が短すぎて、そして
何でも値上げの物価高が影響して
ちょっと心配になります
私達、旅行業者は
バス会社の提示額通り
バス会社は国の定めた基準額を上回るよう
従うしかない!のが正直なところですが
分かりやすく言えば
小学校の日帰り社会見学で
3年前まではバス1台8万円
去年、今年は同じコースで10万円
来年は同じコースでさらに12万円
という感じの上がり方です
しかも、最近凄く感じるのが
大規模校ならいいですが
少し郊外の学校だと1学年1クラスで
児童数が二十名前後とかで実施するので
人数で割った時の一人当たりは
なかなかの差です
8万円のバスを40名で割るのと
12万円のバスを20名で割るのとでは
4000円もの差が生まれます
学校現場では多少補助等を
考えてほしい所だと思います
それにこれまでの業界の流れでは
運賃の値上げが給料アップに
繋がるのか疑問でもあります
バス乗務員という職業に対し
若者がどれほどの魅力を感じるか
普通免許すら取得しない
車も買わないという今の若者に
多少の賃金アップをちらつかせて
集まってくるとも思えませんが・・・
ともあれ、
何か手を打たないと
という部分での今回のバス代値上げ
私の口から言えるのは
マスコミを通じて
一般の方々に
よ~~~~く周知してもらい
こっちが悪いみたいに
「急に高くなった」と
言われないようにしてほしいなと
そんなふうに思います
それでは今日はこれくらいで