シートベルトしなくても違反にならないバスがある
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年12月21日(土)
2312号になります
きょうもよろしくお願いします
先日、こんな問い合わせがありました
「レンタカーでマイクロバスを
借りた時なんですが
補助席にはシートベルトがなかった
いつもはあまり聞かない
レンタカー屋さんのようで
重機とか建設機械などを
主に扱う感じでした
あれって、乗ってて違反に
ならないんですかね~」と
確かに、今は全席シートベルトの
着用義務があるので
気になって調べてみたんですが
結論として
10年より前に製造されたものなら
「違反ではない!」
これには「ちょっと意外」と
思われる方も多いかもしれません
車には
「作られた当時の基準を満たしていれば
そのままずっと公道を走っても良い」
というルールがあるのです
2016年(平成28年)11月以降に
製造されたマイクロバス
: 補助席へのシートベルト
設置が義務化されています
この年式以降の車で
ベルトがない場合は
整備不良(違反)となります
それ以前(2016年10月まで)に
製造されたマイクロバス
: 補助席にシートベルトを
設置する義務がありません
そのため、ベルトがなくても
「違反」にはならず、車検も通ります
では道路交通法の
「シートベルトがある席では
必ず締めなければならない」
は、どうなるのだろう
ベルトがある場合
: 補助席であっても着用が義務です
ベルトがない場合(旧年式車)
: そもそも装置がないため
「着用しなくても違反にならない
(罰則の対象外)」
という扱いになります
たとえば、やむをえず
乗車しなければならない場合を除き
例え、短距離であっても
安全が担保されない車に乗車する事は
けっしておすすめできません
レンタカー会社法令に違反していない限り
事故の場合は運転者に責任が生じます
特に中高生の部活動送迎などは
問題が大きくなりやすいので
こういった車両を、ただ安いからとか
知人が貸してくれるから
という安易な理由で使用する事は
やめるべきだと思います
それでは今日はこれくらいで

