脱 貧乏人思考~よりよいエンタメを提供するために~
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年12月15日(金)1570号
一週間前、リボーンアワードの翌日
熊野筆と呉の艦船めぐりと宮島を訪ねる
そんな日帰りツアーを企画しました
実は、津和野だったり
山口市内だったり
広島から比較的移動距離のでる
行程を提案したんですが
最終的には裕治郎さんと話し合い
呉と宮島という事になり
熊野筆は呉に行く道すがらでもあり
女性には結構、喜ばれるのでは
と思いコースに入れてみたところ
今回、訪問した「晃祐堂」の
土屋社長と裕治郎さんが知り合いと
いうことで、アトラクションや
景品まで用意していただいていて
思いのほか盛り上がり
こういうのは添乗員冥利に尽きる
ってやつですね
で、今回のツアーの中で
ちょっと意見がわれたのがお昼
昼食の施設が
なかなかこれという所に決まらなくて
結局、少し時間は下がるものの
宮島で食べようとなったんですが
やはり裕治郎さんも私も
名物を食べてほしいのは
同じなんですが
単価が問題
今回、利用させていただいたのは
宮島のお土産品店の老舗
「だいこん屋」さん
お店のホームページにも
料理写真と値段が掲載されているので
特に隠す必要はないのですが
今回提供したメニューがこれ
厳島膳
こんな感じになってるわけです
さすがにこの1,800円じゃちょっと
不味いかなとは思うけど
ツアー全体の旅行代金を考えると
いいとこ2,000円の大鳥居膳かな~
なんて思いながら原価計算して
今回、この呉の艦船巡りや
宮島往復の乗船料、
厳島神社の参拝料に
最近では宮島訪問税なるものまで
徴収し始め
それだけでも2500円オーバー
けっこう、普段のツアーよりも
高くなってしまいます
しかも、乗車効率
バス一台にどれくらいが利用するか
これによって、一人当たりが
また大きく変わってくるのです
私としては、少しでも高くない
印象を与えたほうがいいと思い
昼食は2,000円程度で
と思っていましたが
その相談をすると
多少かかってもいいものを
食わせたほうが絶対喜ぶ
8000円も9800円も変わらない!
というわけです
とはいえ、私にしてみれば
8000円と9800円が同じ
という事はありません
明確に1800円の違いはあります
しかも、昼飯で3500円の飯って
それってどんななん!
て思いません?
下手したら、私なんか
3500円あれば一週間ランチ
これで行けます!
みたいな人なんで・・・
そりゃ、厳島膳なら見栄えもするし
牡蠣やアナゴ飯といった名物に
カキフライや刺身までついてる・・・
けど、ちょっと高すぎん?と
思うわけです
裕治郎さんに言わせれば、
その感覚が
その思考が貧乏人なんよ!
というわけです
確かに、
あの昼飯を悪いという声はなく
その前にビール飲み始めるから
結局、食事がいいとか悪いとか
それほど気にしてるのかどうか
結局、行程にしても料金にしても
昼飯の内容にしても、ぜ~んぶ
お任せしますよ~
みたいな人たちなんで
あんまり気にはしてないのかも
私は、
アナゴ飯だけしか食べてないので
牡蠣がどうだったのかなんてのも
判らなかったのですが
蒸し牡蠣がおいしかった
なんていう声も誰か言っていたような
確かに、こんな時の
1000円2000円なんて
あまり気にせずにいい内容に
しておくのが正解
結局、あ~楽しかったね
また次回も行こうね
で、終わるわけですから
そもそもあの料理が3500円だとは
誰も思ってないですから
今回、この「貧乏人の感覚」と
ここはまた学びですね
多少かかってもいいエンタメを
味わいたい、そっちに誘導して
やらんといかん!
確かに・・・
リボーンだってあんな会場で
あんな照明や音響やいろんなものに
金掛けて、「ちょっと無駄なんじゃない」
と、思ったりもするけど
あそこがしょぼかったら
だれもあのステージに立ちたい
なんて思わなくなる
あと今回で言うとやっぱり
終盤時間がなくなってしまい
バタバタになったのも反省点
でもまあ、
全員に前で喋ってもらえたので
良しとしないとね
次回、また参加いただけるよう
脱、貧乏人思考しなきゃね
それでは、今日はこれくらいで