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検索して出てくるのが新しい観光名所?

 

 

 

 

 

大分で旅行業やっています

おおいたツーリストの中村です

 

(金鱗湖の紅葉)

 

 

 

連日、書いてるこの

広島からのお客さま

 

 

昨日も、別府でゴルフをし

本当は昨日の最終の新幹線で

広島に帰る予定で

JRの手配をしていたのですが

 

 

せっかくなら、大分の名物

ふぐでも食していただこう

という話になり

 

しかも、ふぐなら臼杵まで行こう

という流れになり

 

 

昨夜も結局、お泊りになり

今朝、広島に向けて帰られた次第です

 

 

 

昨夜、食事させて頂いた場所は

海岸のすぐそばにある旅館で

 

ちょうど月食で、月が隠れていき

そして、また現れてくる

幻想的な様子を眺めながら

夕食を取る事ができご満悦の様子でした

 

 

さて、その広島からのお客様と

話していて「面白いな」と気づいた事

 

 

初日に昼食のあと

チェックインまで少し時間があるので

 

どっかこのあたりで

観光でもしたいところがありますか?

と、伺うと

 

 

グーグルの検索で「大分市の観光地」

と、入れるんでしょうが

 

彼が言って来たのは、ほぼ私達が

あまり知らない「それ、どこよ!」

と、言うような所ばかり

 

 

最初に言って来たのは

「滝廉太郎の像」

 

 

 

「それって県庁のそばの

遊歩公園にあるやつですか?」

 

「いや、知らんけど」

 

それ見て、何が面白いんですか?

で実際には行きませんでしたが

 

 

次に言うのが「マッテルモン」

西大分のかんたん港園にあるらしく

 

てっぺんに座ってるオブジェ

 

 

 

そんなの大分市民でもほとんど

知りませんよ!

 

「あ~、そうなん」

 

 

それ見て、何が面白いんですか?

で実際には行きませんでしたが

 

 

次に言うのが、

 

佐賀関の「海に続く線路」

 

 

 

 

ぜんぜん、知らん!

 

そんなの大分県民でもほとんど

知りませんよ!

 

 

「潰れた造船会社が線路を海に

不法投棄したんじゃないんですか!」

と、答えると

 

 

 

「たとえそうでも、地元なら

知っとったほうがええで

 

全国の人が、大分観光と検索して

地元の旅行社に計画してもらおうと

連絡してきて、

 

知りませんじゃ

あまりにもがっかりさせてしまうで」と

 

 

 

「県外から来た人に、

地獄めぐりとか高崎山ばっかり

勧めとったら置いて行かれるで

 

 

いま、みんな

こんなん見ながら旅行する時代

 

プロじゃったら、何でも勉強して

せめて、知りませんがないように

しとかんといけんじゃろ」

 

 

確かに、ごもっとも

 

 

ネット、スマホ、SNSの時代

思いもよらない所が急に

観光地になったりする時代

 

 

感覚の違いなのか

 

 

「は~、そんなもんなんですかね?」

 

 

そんな話をしながら

 

「今朝の朝刊に湯布院の金鱗湖が

紅葉してる写真が載ってたんで

湯布院いきますか」と、

 

結局はそんな誰でも行くような

ベタな観光地に案内したのでした

 

「金鱗湖?知らんわ

行ったことないワ・・・」

 

「じゃあ、行きましょう」

 

で、着いたら

「ここ、前に来たことあるわ」

 

湯の坪街道に案内したら

「ここも前に来たことある気がする」

 

 

じゃあ、結局

湯布院来たことあるんじゃないですか

 

全体例会前に、いいオッサンが

二人でこんなやり取りをしてる

 

 

本が無いとも知らずに・・・

 

 

でも、ある意味この人の

この感覚が、すでに主流になって

来てるのかもしれないと

 

 

 

ふと、考えさせられた出来事でした

 

 

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

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