「たびスタ」で広がる子どもの可能性
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年7月3日(木)
2131号になります
今日もよろしくお願いします
昨日の朝刊に別府市が導入している
「たびスタ」についての記事が
掲載されていました
(大分合同新聞07/02)
たびスタとは・・・
別府市が独自に行っている休暇制度で
市内の小・中学生を対象に
「旅」と「学習(study)」を
組み合わせたもので
平日の家族旅行を推奨することで
旅育の推進と平日や閑散期の
観光需要のシフトによる地域経済の
活性化繋がることを目的としていて
4日までは校外活動として
欠席扱いとはせずに「出席停止等」
と同じ扱いとなるものです
この「たびスタ」については
導入された23年9月に一度
私もブログに書いています
これまでは年間4日まで
とされていましたが
今年度からは5日までと拡充し
これにより
前の週の土日と平日の5日間
そして後の週の土日まで繋げると
連続で9日までの休みを
欠席扱いでなく取得できてしまいます
別府市という街は観光業の街
市内の宿泊業・飲食サービス業に
従事されている方の割合が10・6%で
全国の5・6%を大きく上回っています
土日や、大型連休などが稼ぎ時なため
こうした業種の人たちが
家族で一緒に過ごす時間が
取りづらいという課題がありました
別府市教委では、この「たびスタ」を
活用すれば、後ろめたい気持ちで
旅行することはなく
旅の経験を通じて
子どもの成長を促すことにも出来る
と言っています
私なども、思い起こせば
小学校6年間、中学校3年間
ひたすら皆勤賞を目指して
何が何でも休まないという
子供時代を過ごした記憶があります
私の育った場所は田舎でしたし
平日に学校を休んで旅行に行く
なんて言う家庭もあまりありませんでした
いま、振り返ってみれば
成長過程に様々な体験を経験し
家族で過ごす思い出を作るのは
そんな「皆勤賞」なんかより
大変価値のある時間や経験になると
この別府市の取り組みは
大変、いい事だと思っています
いい学校や大学に進み
いい会社に入ればそれが幸せで
勝ち組である、みたいな
そんな幻想にも似た画一的な一般論は
今の子供達には押し付けないで
多様な生き方がある事に気づき
興味のある、進みたい道に進めるよう
早い段階から、国内海外問わず
「旅」をすることで「学ぶ」
このたびスタ事業が他の自治体にも
波及し、導入してもらえれば
個人的にはいいな~と
思っています
それでは今日はこれくらいで