春からのパック商品販売に消極的な理由とは
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
今日もよろしくお願いします
こちらが、昨日のブログです
東京フリープラン３日間
こんなパンフレットや
一枚モノのチラシ
何度か見かけたことは
ないでしょうか
いわゆる目的地までの
往復の航空券とホテルを
セットにしたパッケージ商品
こういった店頭に置くような
パンフレットの商品は
日本航空、全日空ともに
来月で販売をやめますよ
という話を、昨日のブログで
書かせていただきました
もちろん
全面的にやめる訳ではなく
自社ウェブ上では販売を続けます
これからは
積極的に販売しなくなるだろうと
昨日のブログの最後に書きましたが
当社（私）が、今やっている業態は
ネットが普及する前からやっている
対面販売方式の昔ながらのモノです
今回の販売終了は、その販売を
非対面のオンライン完結に
シフトさせるものだと思っています
世は正に５Ｇ時代ですから
当たり前にウェブ上での申込みや
決済が出来てしまう人だらけです
しかし私を頼ってこられる
お客様の中にはそう言う
ネットを扱う事が苦手で、
もっといえば携帯もガラケー
クレジットカードも持ってない
そんな方もいらっしゃいます
逆に、そういうお客様にとっては
「最後の砦」
みたいな存在でもある訳です
この春から、旅行各社が販売する
ダイナミックパッケージと呼ばれる
航空券とホテルのセット商品は
昨日も書いたように
その日、その時の空き状況によって
料金が変動します
時価みたいなもので、商品価格が
決まってないので、これまでのように
東京○○ホテル利用２日間
３９,８００円（お一人様）みたいに
パンフレットで金額が謳えません
例えば、同日の同ホテルでも
お客様の希望便の組み合わせや
また、予約したタイミングでも
商品の価格が変わります
例えば、
午前中に問い合わせを受け
回答時の金額と、検討後に
「では、それで
予約をお願いします」
と、言って来た午後のタイミングで
何千円か変わっているという
可能性もあります
また、最大のデメリットは
予約⇒即発券⇒即取消料対象
今までは、予約操作していれば
発券期限（ＴＬ）までは大丈夫でしたし
基本、出発日の２１日前までは
取消しても取消手数料が
かかりませんでした
よくあるのが
予約直後とか、又は翌日とかに
「他の用事があるのを忘れていて
行けないので取り消してほしい」
「帰りの便をお昼の便から
最終便に変更してほしい」
まだ、予約したばかりだから
取消（変更）くらい出来るだろう！
などという、身勝手な要望
これまでなら、そんなのも
応じられていたんですが
これからは、申込以降は
たとえ変更であっても、いったん
オールキャンセルで取り直し
取消料なしでは出来ません
受注型企画旅行となるので
お客様の入金がなければ
契約が成立しないことになり
予約と同時に決済がなければ
万が一、お客様が取消や変更を
申し出てきた際も手数料がとれません
実際はホテルや航空会社に
支払いが発生しても貰えません
これまでの経験上
問合せ時の金額と、予約時の金額が
違っていた時や、依頼して間もない時の
変更や取消が認められない時は
ほとんどの場合、
クレームになってしまいます
どれだけ、しっかり説明していても
取消料請求を免れようとして
旅行社に免除を求める事が
多いのです
ぶっちゃけですが・・・
昨日もこの手の商品は
販売手数料１０％くらいと
書きましたが
春からのこの手の商品でも
利益率はほぼ変わりません
万一、取消料がかかるにも
関わらず、お客様から頂けない
などという事態になれば
場合によっては、商品代金の
７０％くらいが旅行社に請求される
可能性があるわけです
これらの事を考えれば
これまで取引の無い
新規のお客様に対して
特に
即時決済が、できないお客様に
この手のパック商品を販売するのは
非常にリスクが大きくなります
何でもかんでも
前のめりに商売する事が
いいとは思っていません
大柄な感じかも知れませんが
「ネットで取ってください」と
お断りする事もやむを得ません
お引き受けするにあたっては
最悪、何かの事案が発生しても
当社が負担すると思えるお客様
そのくらいの覚悟でという事に
なってきますし
今後は、従来と違って
当社で価格を設定できるので
ネットの方がよりお得に
お求めになれるかと思います
人の手間・・・
「ひと手間」が入るという事で
ご勘弁頂けたらと思っています
それでは今日はこれくらいで