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終わる国内パッケージ商品!その後は?

 

おんせん県おおいたで

旅行会社をやっています

 

おおいたツーリストの中村です

今日もよろしくお願いします

 

●国内パッケージツアー販売終了について

 

長年に渡り、お客さまにご愛顧いただいた弊社の国内パッケージツアー商品につきまして、2022年3月31日帰着分をもちまして販売終了いたします。常にお客さまに支えていただき、心より感謝申し上げます。

国内ダイナミックパッケージ(航空券+宿泊)とJALイージーホテル(国内宿泊)は、当Webサイトにてご予約いただけますので、引き続きご愛顧くださいますようお願いいたします。

 

 

 

日本航空の公式サイトで

昨年10月に発表されたものです

 

 

同様に全日空もこの3月末をもって

国内パッケージツアーの販売が

終了します

 

 

 

航空会社が企画販売する

パッケージ商品といえば

 

 

地方の各空港と羽田空港を結び

都内などのホテルと組み合わせた

東京フリープラン

 

 

同じく、伊丹や関空を結び

京阪神のホテルと組み合わせた

関西フリープラン

 

 

名古屋だったり札幌だったり

出張や受験、旅行と幅広く利用され

 

 

他の国内旅行商品に比べ

予約作業も簡単で、販売手数料も

他の商品同様10%程度

ありましたので

 

私達、販売する側も非常に

利用頻度の高い、

売りやすい商品でした

 

 

 

企業の方々で東京出張などの際

そういったパッケージ商品を

これまで利用されていた方々は

 

 

「無くなると便利が悪くなるな」

お思いの方もいるかと思います

 

 

逆に言えば、そういう方々に

既存の旅行社は救われてきました

 

 

ただ、そんなアナログ世代は

少数派になり、今や大多数は

 

OTA(インターネット上の旅行社)

例えば、楽天とかじゃらんとかで

直接、予約してしまいますし

 

 

JALやANAだって、自社サイトでは

ダイナミックパッケージとして

販売は継続していきます

 

 

要は、旅行会社の店頭に

並べるような紙のパンフ商品は

もう作りません!!という

 

時代の流れと、コロナに乗った

旧態依然商法に決別した訳です

 

 

昨年度には、紙製の時刻表も廃止

多額の経費削減と、SDGs的にも

マッチしてのことでしょうね

 

 

 

長くこの業界にいる古いタイプの

旅行人にして見れば、この変化は

とても寂しいことですが

 

ここに抗っても、楯突いても仕方なくて

前にすすんでいくしかないのです

 

 

春からは、

どんなふうに変わっていくのか?

 

私も幾つかの旅行社さんに

伺ってみましたところ、各社独自に

ダイナミックパッケージを作成して

販売していくようです

 

 

ちなみに、航空会社がやっていた

前述の商品と、くらべてみると

 

メリットでいえば・・・

 

・往路と復路で異なる航空会社が

 利用できる

 

・航空便とホテルの組み合わせ

 次第で以前よりも安くなる

 

 

デメリットでいえば・・・

 

・航空便の空き状況によって

 リアルタイムで料金が変動する

 (空き状況の確認時と予約時で

 価格が変わる可能性がある)

 

・予約と同時に、即発券する必要

 がある

 

・発券と同時に、取消料の対象と

 なり変更時も取消同様の扱い

 

 

つまり、ここ最近

旅行の申込と契約の事を

続けて書いてきましたが、

 

 

電話で申し込みを受けた場合

その場で決済できなければ

 

旅行社はインチャージ時に

リスクを負う事になります

 

 

私個人的には、今後は積極的に

お受けする事はしないと思います

 

 

今回の販売終了を機に

かなり大きく変わりましたので

 

 

その辺のお話を

十分させていただき

 

それでも、

ネットで取るのは苦手と言う

これまでおつきあいのあった

お客様に限定して

やっていくつもりでいます

 

 

これを読んで

えらく消極的な商売だな・・・

 

と、思われた方もいると思います

 

明日は、なぜ私が、というか・・

中小旅行社がそんなふうなのか

 

 

そのあたりを書いていこうかと

思います

 

 

明日もよろしくお願いします

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

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