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教育ママ的発想が伝統を廃らせる?SNSが祭りを殺す時代

 

おんせん県おおいたで 

旅行会社をやっています

おおいたツーリストの中村です

 

2026年2月23日(月曜日) 

2376号になります

 

 きょうもよろしくお願いします

 

 

今日は岡山市で起きた 

あのニュースについて 

お話ししようと思います

 

日本三大奇祭の一つ 

「西大寺会陽(えよう)」が 

先日行われました

 

国の重要無形民俗文化財にも

指定されている歴史あるお祭りです

 

 

約1万人の裸の男衆が たった2本の

「宝木」を 激しく奪い合う光景は

まさに圧巻であり

 

さしずめ芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の

一場面を思わせるような光景

 

 

小池都知事が「密です、密です」

と、思わず言いそうですが

ちょっと古いですかね?

 

 

今どきだと「密すぎて、滅」

みたいな話なんですけど

 

 

残念ながら今年は

事故が 起きてしまいました

 

参加者のうち3名が

意識不明の重体になるという

ショッキングな内容です

 

正直な私の感想を言えば

そこまでして福を奪い合い

命に関わる事態になるのは 

本末転倒だと思ってしまいます

 

 

私自身は

「触らぬ神に祟りなし」のタイプですから

岡山に住んでいたとしても

おそらく参加しない気がします(笑)

 

 

もみくちゃで踏んづけられて

半殺しの目に遭うなんて

「福男」どころじゃないですからね

 

 

でも、だからと言って

「こんな危ない祭りは やめてしまえ」

と 短絡的に考えるのも違います

 

 

これを否定してしまったら

 岸和田のだんじりや

 博多祇園山笠など

 

日本中の血のたぎるような

 伝統行事は全て成り立たなくなります

 

 

今、室町時代から続くこの祭りを

今の時代に即していない

 やめるべきだという世論がでていて

 

 

ですが 最終的に決めるのは外野ではなく

 地元の方々と 主催者であるべきです

 

 

祭りに参加するのは

徴兵された訳でもなく

誰に強制されたわけでもない

 

自らの意志による「任意」です

 

 

参加する大の大人が

そのリスクを承知の上で

伝統に身を投じているのです

 

嫌なら出なければいい

ただそれだけの話だと思うのです

 

 

最近はSNSの発達により

何に対しても外野から

自由に意見が言え過ぎる時代です

 

それが「世論」となり

 大きな空気を作ります

 

「時代に即していない」

 「コンプライアンス的に」

 そんな言葉が飛び交い

 

大切にされてきた地域の宝や文化が

 土足で隅に追いやられていく風潮に

 どこか違和感を覚えてしまいます

 

 

旅行会社の視点から見ても

こうした祭りは地域の誇りであり

貴重な観光資源です

 

安全の徹底はもちろん不可欠ですが

外野があまりにとやかく言い過ぎて

 祭りの火を消してしまうのは

あまりに寂しい気がします

 

 

「多少の犠牲はやむなし」なんて

言うつもりは毛頭ないですが

教育ママじゃあるまいし・・・

何でもかんでも 「危ないからダメ」

という 一律の物差しではなく

 

 

当事者の熱意や歴史を

尊重する心の余裕も

 必要なのではないでしょうか

 

 

まずは今回お怪我された3名の

 一日も早い回復を 

心よりお祈りいたします

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

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